野菜の中でも、特に白菜やキャベツは虫に喰われやすいものです。
そのために、防虫スプレーとか防虫ネットなどを使って防ぐわけですが、なかなかうまく行きません。
今回も、早くに蒔いたミニ白菜がかなり大きくなってきたので次を蒔いたところですが、発芽したところで虫に喰われ、蒔き直しとなってしまいました。
発芽は気温が高いせいか順調だったのですが、やはり虫の活動も活発なようで、双葉が開いたところでやられました。
ところが、全く喰われないものがあるのです。
これはたまたまなのか、それとも何らかの事情でそうなっているのか。
少し確認をしておこうと思います。
現状
現在、サンルーム前でミニ白菜を5株作っています。
当初は紙のポットに蒔いていたものを定植したのですが、3株が虫に喰われてしまいましたので、同じところに直まきをしました。
これは生き残ったカブで、何とか持ち直してきました。
もう一株はかなり順調で本葉が5枚になろうとしています。
やはり紙のポットでも問題は無いと言うか、発芽したばかりで定植しても大丈夫なようですね。
蒔きなおした3株の一つですが、虫に喰われていません。
もう一株も昨日までは無事でしたが・・・
ところが、今朝はこんな有様に。
この株もかなりやられていますが、本葉が少し出てきているようなので、もう少し見届けることにしましょう。
自然栽培の白菜作りでは
無農薬・無肥料栽培では、虫に喰われることなどは当たり前で仕方のないことかも知れません。
でも、それでも被害を最小限にする方策はないものか。
そこで、自然栽培をやっている方のブログを見つけましたのでご紹介します。
その一部を転載させていただきます。
となりの株は虫だらけで、その隣は、全く食べられていない。私には、虫に食べられてしまうのは、気候のせいだけとは思えません。
立派に生長しているのも、その株の周りだけ肥料が残っていたとも思えません。虫に食べられてしまったり、育たないのは、それにはそれなりの理由があって、その理由を取り除くことができれば、無肥料でも、無農薬でも、立派な白菜がとれるようになるんじゃないかって思わずにはいられないのです。
うまくいかない理由をつかむのは容易ではありません。なにかの本を読めば載っていることでもありませんし、誰かのブログに書かれているものでもありません。
その理由は、その畑にあって、それをつかむのは、耕作者である自分が見つけるしかありません。
全く私と同じで、結論としては自分なりに観察して答えを出していくしかないと述べられています。
まぁ、それが真実なのでしょうけれど・・・
分かってきたこと
と言うことで、ここからは私の独断と偏見で、自分なりに虫に喰われる要因を考えていきたいと思います。
野菜作りでは、育てていくうえで必要なものと阻害するものがあるわけです。
種(苗)が悪かった、土のpHが、乾燥し過ぎた(水をやり過ぎた)、天候不順、風で折れた、虫にやられた、病気になった、そのほかにもたくさんありますね。
※垂直仕立て栽培は肥料を使わないので除外しています
これこれをどうすれば間違いない、なんてことはありませんから無肥料の野菜作りは難しいわけです。
自分なりに、これまで栽培してきた中で分かってきたことは、
1 適時適作
野菜には適した気温があるので、それを守ること。
発芽に時間がかかり過ぎると、虫の餌食になりやすい。
2 幼苗を守る
発芽したての頃は虫の被害に遭いやすく、ダメージも大きいので徹底して保護対策をする。
ホットキャップや行燈が有効。ただし、温度の上がり過ぎに注意。
3 ほったらかしはダメ
蝶が飛び出したら要注意、葉の裏側などに卵を産んでいないかを常にチェックする。
見つけたら刷毛などで落とす。
また、最近気が付いたのは、行燈の中にダンゴムシがいるとかなりの確率で苗がやられます。侵入できないようにしておくのが無難なようです。
まとめ
まだまだ分からないことだらけですが、不織布を使った防虫対策はかなり有効ではないかと思っています。
どんな野菜にも通用するとは思えませんが、カブやラディッシュなどではかなり効果的でした。
また、ポリマルチをして栽培すると虫の被害が出にくいような気がしています。
まだ確証がないので何とも言えませんが、これは地温が高まり土壌水分が安定するせいで、成長が早まることが理由かも知れません。
元気な野菜には虫が来ない?