今日から9月ですが、8月は非常に暑く本当にきつかったですね。
余りの暑さに、日中は畑仕事はほとんどできず、朝の5時ごろから1時間ほどやっていました。
たったの1時間でも汗だくになり、終わったあとにはシャワーを浴びなければならないほどでした。
人間なら、暑ければ涼しいところに行けますが、野菜は動けないのでさぞかし大変なはずです。
もちろん夏野菜は暑さに強いわけですが、それは30℃程度の気温の話であって、40℃にもなるような状況では上手く育たないのは容易に想像できます。
夏野菜の定番、トマトについてここまでの作柄を振り反ってみると、今年は大玉トマトが大豊作でした。
しかし、意外なことにミニと中玉トマトの出来がイマイチです。
実が割れてしまうのが多く、落果、または樹上で腐ってしまうのが多々見受けられます。
しかし、樹の勢いは良いし、数もたくさん生っているのにこれはどうしたことなのか。
そのため、少し調べてみることにしました。
裂果の原因
こんな記事を見つけました。
梅雨明けにはトマトの裂果が多い?トマトの裂果防止方法を教えてください。
これによると、
草勢や水分、肥料の管理が難しいといわれるトマト栽培には悩みがつきものですが、なかでも収穫前の実が割れてしまう「裂果」は必ずといっていいほど起こるトラブルです。
裂果したトマトは食味が落ちてしまうだけではなく、食べられなくなることもあるため、できるだけ防ぎたいものです。
トマトの裂果を防ぐにはどのような方法があるのでしょうか。
トマトが裂果する原因
トマトの裂果は病気などが原因ではなく、水分や温度といった環境の変化が主な原因です。
特に注意したいのが急激な水分量の変化で、乾燥した土に雨がたくさん降ったときなどは裂果が発生しやすくなります。
また、気温上昇や直射日光が原因で土が乾燥したり日焼けを起こしたり、高温障害で葉が萎縮したりすると裂果が起こることがあります。梅雨明けにトマトが裂果しやすいといわれるのは、気温上昇と日差しが原因であることが少なくありません。
また、秋ごろになると昼と夜の寒暖差が原因で裂果することもあります。
対策としては、
【適度な日よけを行う】
夏野菜で高温に強そうなイメージがあるトマトですが、その原産はアンデスの高地で、高温環境よりも冷涼な環境を好みます。
そのため、日差しが強い時期は高温障害を起こして葉が萎縮し、実が日焼けして割れてしまうことがあります。
また、強い日差しが当たると土が乾燥しやすく、乾燥が原因で裂果することもあります。
盛夏など日差しが特に強い時期は日よけを使ったり、プランター栽培の場合は直射日光が当たらない場所に移動したりするとよいでしょう。
トマトはイメージとは違って、高温環境よりも冷涼な環境を好むことが分かりました。
適度な日よけなどが有効なようですが、露地栽培ではなかなか難しいため、劣化に強い品種を選ぶ必要がありそうです。
【裂果に強い品種を選ぶ】
裂果しにくい品種を選ぶというのも裂果防止法の一つといえるでしょう。
トマトは大きくなるほど管理が難しく裂果も起こりやすくなります。大玉品種ではなく、中型や小型品種を選ぶことで、裂果がしにくくなるだけではなく、収穫量も期待できるようになります。
また、大玉品種でも「ホームメイド大安吉日」「麗月」「桃太郎ワンダー」「パルト」などは裂果しにくいといわれています。
まとめ
今年作ったトマトは3品種。
大玉 世界一トマト
中玉 こくあじトマト
ミニ サンオレンジ
大玉の世界一トマトはたくさん収穫でき、食べきれないほどでしたおで問題はありません。
残念なのは中玉で、昨年に比べ今年は数が生りませんし、実も硬く美味しくないのです。
ミニトマト(サンオレンジ)は、写真で見るよりも大型で、中玉に近いものが前半はたくさん生りました。
しかし、8月の中旬以降は熟してもいないのに実が割れてしまい、味もかなり落ちてしまいました。
以上をまとめると、世界一トマトは問題なしとして、来年は中玉とミニトマトは品種を変える必要がありそうです。
来年の候補は?
いずれも、信州山峡採種場のサイトから。
1 赤ミニトマト
説明には、裂果や軟果が少ないとあります。味も良いようです。
■特性
●本種は家庭菜園、プランターでも簡単に作れる食味抜群のミニトマトです。
●果実は球形、13~15gの光沢のある濃赤紅色の可愛い実が鈴なりにできます。糖度は9~10度の甘いトマトです。裂果や軟果が少なく日持ち性にも優れています。
2 ポンテローザトマト
これは大玉で、粗放栽培に適するとあります。
肥料を使わない垂直仕立て栽培には相性が良いかも知れませんね。
■特性
①果実は大きく、桃色でへた部に緑色が残る。
②草たけは高く節間が長く、多収である。
③多肥栽培だと過繁茂になるため、粗放栽培に適する。
●病害に強く、作り易い農産種で家庭菜園でも大好評です。
●果揃い良く、品質も優秀、新鮮な甘味がタップリ、又栄養価も高く、子どものオヤツ、サラダ料理に最適、味と栄養のバランスがとれた理想的な野菜です。
いずれにしても、トマトがさほど高温に強いわけではないことが確認できました。
ただ、今年もまだ終わったわけではないし、気温も下がってきたので10月後半まで面倒を見ていきたいと思います。