ブドウを庭先で栽培されている家をたまに見かけます。
ブドウ棚のある家。
広い庭があっていいなぁ、なんて昔から思ったりもしていました。
自分も作りたいなと思ったこともありますが、狭い庭なので棚を作ったりすると部屋が暗くなったりするので、これまでは諦めていました。
でも、野菜があるならブドウの垂直仕立て栽培は無いのかと道法さんの動画を探したところ、やはりありました。
しかし、ここでは冒頭部分だけなので詳細は分かりません。
コロナが終わったら、いずれ講習会にも参加したいと思っていますが、とりあえず見よう見まねで昨年の2月に始まってしまいました。
野菜の垂直仕立て栽培の本を買ってから1か月後のことです。
種類は、デラウエア・巨峰・藤稔の3種類。
2021年の2月に購入し、すぐに定植しました。
狭い庭なのに、そんなに植えて大丈夫なの?
そう思われるかも知れませんが、失敗を見越して3本用意したわけです。
まぁ、そもそも巨峰なんて素人が作ってうまく行くなんて思ってもいませんから。
デラウエア
定植してから約1年半が経過しました。
デラウエアは、近所のホームセンターで450円。
安い苗で貧弱だったため、あまり期待はしていませんでしたが、場所が良かったのか、ぐんぐん伸びて現在は大変なことになってます。
写真では分かりにくいですが、蔓が何本か出たので、これを2段に分けて誘引しています。
このやり方で良いのかは分かりませんが、2年目で花が咲いて実をつけました。
房は小さいですが、実がたくさん生っています。
一番の驚きは、これが2年目だと言うことです。
しかも、剪定も何もしていません。
色々調べたのですが、実をつけるのは一般的に3年目以降のようでした。
もしかすると、デラウエアは早いのかも知れません。
いずれにしてもビギナーズラックでしょうが、色づき始めていますのでたぶん食べられるでしょう。
ただ、売っているものと違ってジベレリン処理をしていないので「種あり」になります。
巨峰
さて巨峰です。
こんな大きく立派なブドウは買って食べるもの、としか思っていないのであまり期待はしていません。
デラウエアと違って花は咲きませんでしたが、順調に大きくなっています。
たぶん、これが普通なんでしょう。
既に3mくらいになっていますし、主枝も結構太くなりました。
仕立て方は、今のところ「行燈仕立て」を考えていますが、どこまで伸びるのか分からないので、冬になったら再考します。
いずれにせよ、肥料は一切与えていません。
藤稔
藤稔は、病気に強いとのことだったので買ってみました。
ただ、植えた場所が悪かったようで、昨年は黒い斑点の出る病気に罹り成長が止まってしまいました。
調べてみると黒とう病らしい。
原因はウイルスかカビと思い、ADウォーターを時々噴霧しましたが、一時的には効果があるもののすぐに再発してしまいます。
なぜだろうとしばらく悩みましたが、やはり場所が悪かったと判断し、春先に鉢に移しました。
すると病気も出なくなり、現在はしっかり成長しています。
今後は、このまま鉢植えにするか地植えにするか悩むところですが、地植えにしてサンルームを横切るような誘引をしても良いかも知れませんね。
日よけと目隠し、そして実が生れば最高ですよね。
かなり欲張りな話ですが・・・
来年の話
今年は、デラウエアが思いもかけずできてしまいましたが、来年は巨峰に期待がかかります。
かなり順調なので、もしかするとあの大きな粒のブドウが食べられるかも知れません。
しかも無肥料で。
藤稔は大きく出遅れているので、来年は難しいと思います。
これは無理をしないでおこうと思っています。