暑さのせいもあるかもしれませんが、中玉トマトのなりが悪くなってきました。

これまで、かなりの数を収穫しているので衰えるのも無理はないとは思いますが、樹はとんでもなく元気で大きくなっています。

そのため、何度か剪定をして枝の本数を調整しているのですが、すぐに生い茂ってしまい、うまく誘引ができません。

こうなってしまうのは、もしかすると剪定の仕方が間違っているのかも知れません。

なので、今回は垂直仕立て栽培の基本をおさらいをしてから剪定をしたいと思います。

剪定のしかた

トマトの垂直仕立て栽培の縛り方は、下の図のように説明されています。

縛り方が悪いとわき芽が増えたり、実つきが悪くなる。

また、枝の本数は6本、あるいは8本を守る必要があるとされています。

垂直仕立て栽培は特殊な栽培法なので、何度も読んで実行しているつもりですが、この絵と現状を比較してもやはり正しくできていないように思います。

しかも、真ん中は支柱が傾いてしまっていますから、これもダメですね。

支柱が曲がってしまったのは、上の方の枝が茂りすぎたことが原因ですが、こうならないよう最初から補強しておくべきでした。

ということで、以下確認しながら剪定と縛り直しをしていきます。

<中玉トマト>

前述のように、すでに支柱を超えた枝は何本も剪定していますが、すぐにこのようになってしまいます。

実は真ん中から付近でたくさんなっていますが、上の方は枝ばかりで実の数は少なくなっています。

こうなる前に枝の数を調整すればいいのですが、理屈では分かっていても現実はなかなかそうはいきません。

どこを整理していいのか、まだ理解ができておらず、気が付くといいつの間にか伸び過ぎていたりします。

なので、今回は下の方のわき芽を伸ばしていくことにしました。

そして、思い切って整理したのが下の写真です。

また、ぐらつかないよう下の方を支柱を追加して補強しました。

<大玉トマト>

5月に植えたものの、調子が悪くて植え替えた3本です。

奥の2本がオレンジミニトマト、手前が大玉トマト(愛知ファースト)。

だいぶ大きく育っていますが、実をつけているのは真ん中だけです。

なので、大玉トマトは大胆に切り戻してわき芽を育てることにします。

ある程度育ったら、元の枝をカットします。

うまく行くかどうかは分かりませんが、このまま放置しても実をつけそうにもありませんから実験としては面白いと思います。

<オレンジミニトマト>

手前は何とかなりそうですが、奥の方はかなり難しそうですね。

ま、ダメもとで植えてあるのでそれほど拘っていません。

このトマトは、色もきれいで透明感もあり、一般的なミニトマトよりも皮が薄く柔らかいです。

まだ少ししか取れていませんが、本来はミニトマトとが一番簡単にできるはずなので、これからたくさんなってくれるかも知れません。

まとめ

今年のトマトは中玉だけが豊作で、大玉とミニははさっぱりな状況です

どれも同じように作っているのに、これだけ大きな差が出てしまったのがよく分かりません。

ただ、大玉は愛知ファーストという品種なのですが、以下のように解説があります。

そもそもハウス栽培用を買ってしまったようで、露地の場合は雨よけが必要とのこと。

形の面白いトマトだったので、よく解説を読まないで買ってしまったようです。

いずれにせよ、トマトは10月いっぱいまで収穫ができるはずなので、まだ諦める段階ではありません。

ただ、今後は中玉を基本に、ミニと大玉を少し作るのが良さそうです。