野菜作りをやられる方なら、土手カボチャは知っていても土手トウモロコシは見たことがないと思います。

そもそも、トウモロコシ栽培は肥料が沢山いると言われますから、斜面に作るなど馬鹿げています。

トウモロコシの栽培方法・育て方のコツ

しかし、昨年から野菜の垂直仕立て栽培を始めてから、この考えを改めました。

垂直仕立て栽培の基本

1)排水の良い畝を作る

2)マルチで地温を上げる(草マルチを含む)

3)支柱や紐で葉を垂直にする

細かいことは他にもありますが、この3つができていれば概ね野菜はよく育つようです。

トウモロコシは、購入した本「野菜の垂直仕立て栽培」には載っていませんが、垂直仕立ては植物全てに応用できるとあります。

なので、昨年は試しにトウモロコシを少し作ってみました。

結果は、最高とまではいきませんでしたが、そこそこ食べられるくらいのものはできました。

なので、管理をきちんとすれば普通にできるのでは、と言う手ごたえを感じました。

今年は早めに苗づくりを始めましたが、昨年買った種の保管が悪かったのか発芽しませんでした。

結局、買い直して種まきしたのは5月28日。

収穫は遅くなりますが、トウモロコシは6月までに蒔けば問題がないようです。

失敗を重ねると、こういった知識も得られます。

トウモロコシは成長が早い

今年の梅雨は非常に短く、7月になる前に終わってしまいました。

現在は猛暑が続いていますが、これが良かったのか、急激に大きくなっています。

もちろん肥料は入っていませんので、どこまで大きくなるのか楽しみです。

現在の状況(7/2)

ちなみに、上は大根ですが普通にできています。

これも常識では考えられないことです。

ただ、この斜面の欠点は排水が良すぎること。

しっかりと鎮圧してから種を蒔かないと、雨などでスカスカになってしまい、根が張れず枯れてしまいます。

これは大根の時に気がつきました。

排水が良いことと、保水が良いことは相反する条件です。

ビニールマルチを使えば保水は問題なさそうですが、ここでは無理なので草マルチをしっかりやっています。

種は使い切った方が良い?

さて、どんな種でも我が家の菜園では余ります。

なので、他の場所にも蒔いています。

来年まで残していても発芽しないこともありますから。

発芽を確認して、元気に育っているものだけ残します。

野菜の混植 サンルーム前は、日当たりが良いせいか元気です。

でも、縛って垂直に仕立てるだけで、このように元気に野菜が育つことが正直まだ信じられません。

左からブロッコリー、キュウリ、トウモロコシ、メロンですが、いずれも葉の色がキレイな緑色をしています。

メロンは垂直にせず、西方向に誘引するようにします。

キュウリは、あと1週間もすれば初収穫できるでしょう。