些細なことですが、お風呂の床用ブラシは何を使っていますか。

一般的にはこんなものでしょうか。

私も以前にこのような製品を使っていたのですが、使いやすいですし、耐久性もあり半年くらいは持ちます。

ただユニットバスの床は、滑らないようざらざらしているので、ブラシは壊れないまでも刷毛の部分はだんだん小さくなります。

僅かとは言え、すり減った小さな粒は海まで流れていき環境を汚染することになります。

一般向けマイクロプラチック発生抑制・流出抑制対策リーフレット

 海洋ごみ(漂流・漂着・海底ごみ)は、生態系を含めた海洋環境の悪化や海岸機能の低下、景観への悪影響、船舶航行の障害、漁業や観光への影響等、様々な問題を引き起こしており、なかでも世界全体で日々大量に発生する「海洋プラスチックごみ」は長期にわたり海に残存し、地球規模での対策が必要となっています。
 こうした問題の解決に向けて、2019年6月に開催されたG20大阪サミットにおいて、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が提唱され、現在までに87の国・地域に共有されています。このビジョンの実現に向けて、個人・企業・団体・行政などのあらゆる主体が、それぞれの立場でできる取組を行うことが重要です。
 海洋プラスチックごみの中でも「マイクロプラスチック」と呼ばれる5mm未満の微細なプラスチックごみについて、近年、海洋生態系への影響が懸念されています。マイクロプラスチックはいろいろなプラスチック製品から発生しているといわれており、人工芝(敷物、マット等に使われるパネル型の人工緑化製品を含む)や衣料品等に使用されている合成繊維もその発生源の一つとされています。
 環境省では、関連する企業や団体の皆様と協力して、マイクロプラチックの発生抑制・流出抑制対策に関する一般向けのリーフレットを作成しましたが、今回、新たに、人工芝における施設管理者向けのお知らせと施設利用者向けポスターを作成いたしました。
 マイクロプラスチックの発生抑制・流出抑制に向け、できることから共に取組いただきますよう、ご協力よろしくお願いいたします。

出典:環境省ホームページ

この中で、

また、分かりやすい動画もありますのでご覧ください。

マイクロプラスチックを何とかしましょうと言っても、現実にはなかなか難しい問題ですが、意識を持つことから始めないとどうにもなりません。

自然素材のブラシを使おう

環境問題に関しては、昭和の時代よりも関心が高まり格段に良くなりました。

ゴミの分別もきちんと行われているし、川もかなりきれいになっています。

そこでマイクロプラスチックをどうにかしろと言われても、気にはするけれど効果的な行動はできないのが一般的でしょう。

ただ私は環境問題を気にする方なので、2年前くらいからお風呂のブラシをパームヤシのタワシに変えてみました。

自然素材なら、たとえすり減っても分解されて土に帰りますから問題はありません。

しかも、大型でも174円と驚きの安さ。

先のプラスチックの製品は1,320円で、価格には7.6倍の差があります。

使い心地も悪くはなく、耐久性もさほど変わりません。

自然を使うのは気持ちが良い

環境問題からすれば、タワシを天然素材のパームヤシにすることは些細なことかも知れません。

でも、実際に使ってみれば分かりますがとても安心感があります。

それはなぜでしょう。

安いから?

それともマイクロプラスチックが発生しないから?

その両方なのではないかと私は思います。

現代社会では化学製品のお世話にならずに生活はできませんが、自然素材の方が良いものもたくさんあります。

環境に配慮するなどと、小さな人間が傲慢なことを言っていても何も変わりません。

私はただ安く済むものを使うだけです。