今年もサツマイモの苗を植え付けました。

種類は「紅はるか」。

昨年に続き、今年もサツマイモの苗づくりに挑戦しましたが、残念ながら失敗してしまいました。

垂直仕立て栽培は簡単なので、芋の出来は良いのですが、どうも苗づくりがうまく行きません。

また、収穫した後の蔓を保存する方法もネットで見つけ、試しましたがこれもダメでした。

やはり、冬の間の保管は難しいですね。

サツマイモの苗づくりは難しい?

そんなわけで、今年も春先(3月下旬)から種芋を買ってきて苗づくりを始めました。

発泡スチロールの箱に入れ、ビニールハウスの中に入れておきましたが、一向に発芽しません。

昨年は、単純に芽が出るのが遅れただけでしたが、今年は5月になっても全く芽が出ないので諦めました。

なぜ芽が出ないのか。

実際に、この図にあるようにやったのですがうまく行きませんでした。

そのため、発芽しない原因を改めて調べてみました。

発芽しない原因

以下引用します。

発芽しない原因その1
種イモを植える時期が間違っていると芽が出ない
サツマイモの植え付けは春(3月~4月)で、気温が20~30℃の範囲が発芽に適した温度です。
種イモを植える時期の気温が適正でも、発芽してから苗取りまでの気温が低すぎると苗が育たないことがあります。

発芽しない原因その2
温度が低すぎると芽が出ない
苗取り用の種イモを植える時期は気温が低いため、発芽が揃わなかったり発芽が完全に止まったりすることがあります。

発芽しない原因その3
用土が極度に湿っていると芽が出ない
サツマイモが発芽しない原因のひとつに土中で腐っていることがあります。土中は保温をして水やりをしすぎると高温多湿の状態になります。
特に3月中旬以降の気温が高くなってくる時期の過多の水やりは厳禁です。高温で多湿の状態が長く続くと種イモが腐ってしまうことがあります。
サツマイモに適した土壌湿度は60~80%です。種イモに含まれる水分と養分だけで十分に発芽するので、過度の水やりは不要です。

発芽しない原因その4
傷んだ種イモは芽が出ない
サツマイモは種イモが悪いと発芽しないことが多くなります。シワが多かったり傷が付いていたりする種イモは植え付けないようにしましょう。
発芽しやすい種イモの特徴は、ハリがあり表面がキレイで傷みや欠けがないもの。200~300gが種イモに適した大きさです。

発芽しない原因その5
種イモの植え方が間違っていると芽が出ない
種イモが腐ると発芽しなくなります。用土を被せる量は種イモが少し見えるくらいか少し隠れる程度まで。
種イモの両端を10円玉くらいの大きさに切っておくと、細い芽が多く発芽するのを防ぐことができます。

発芽しない原因その6
土壌が適正でないと芽が出ない
サツマイモに適した土壌環境になっていますか。
サツマイモは熱帯原産で多湿に弱いため、培養土に砂を多めに混ぜた水はけのよい土壌でよく育ちます。
土壌への適応性は強いのですが、弱酸性の土壌を好みアルカリ性の土壌を嫌います。同じ場所で連続して野菜を育てているときはアルカリ性に傾きやすいので注意しましょう。
ペーハーメーターを使ってpH5.5~6.0未満の範囲になるように調整しておきます。

発芽しない原因その7
古い用土を使っている
サツマイモは植え付けに適した用土に種をまくことが大切です。痩せた土地(何度も繰り返して使っている用土)やや、地下生菌(病原菌)がいる土壌などは、うまく発芽しない原因になります。
用土は繰り返して使っていると、古い根が残ってしまったり、大きなダマができたり、固く締まって密度が高くなってしまいます。
通気性や通水性が悪い用土は小さな根が張りにくい状態です。プランター栽培では用土を定期的に新しくする、露地栽培では用土丁寧に耕すなどしましょう。

その1から5までは問題ないと思いましたが、その6と7はかなり怪しいですね。

特に、その7の「古い用土を使っている」が問題だった可能性があります。

サツマイモ(紅はるか)の植え付け

そんなわけで、結局のところ今年も苗を購入することになってしまいました。

植えた場所は、昨年作った場所です。

そもそも、サツマイモの芽は気温が上がってくれば自然と出てくるものなので、芽出しはそれほど難しいはずがありません。

うまくできないのは、用土の可能性もありますが、温度管理もきちんとしていませんでした。

なので、温度計を注文しました。

実際に温度を測れば、具体的な数字が分かりますから保温が十分であるのかないのか分かります。

なお、マルチはしません。

理由は、単純に面倒だからです。

草マルチをしているだけですが、特に問題は感じません。

ただ、畝が小さいのであまり量は獲れていませんが・・・

垂直仕立て栽培は、一度作った畝はずっと使い続けるのが基本なので、今回も耕起はしていません。

畝を少し修正をして、穴を掘り、サツマイモの苗を植えただけですから楽なもの。

苗が立ってきたら、支柱(2.1m)を立てて垂直に誘引していきます。

果たして、今年の出来はいかに。