インゲンは、今年も昨年に続き大豊作となりました。
やはりこれは、出来の良いものを残して自家採種したものを使ったからと思います。
しかも、肥料は一切使わず、ただ草を取って蒔いただけでこのように大きく成長しました。
よく見れば、葉っぱも大きいですし、花の数も昨年よりもかなり多いように思います。
種を蒔き、ツルが伸びてきたら支柱を垂直に立ててネットを張っただけ。
垂直仕立て栽培といっても、難しいことは何もやっていません。
予想を超えた
さて、写真は1か月ほど前のものですが、まさかこんなになるとは予想もしていませんでした。
まぁ、それなりにはできるとは思っていましたが・・・
コンパニオンプランツとして、間に蒔いたオクラも大きくなっていますが、かなり窮屈そうです。
もっと間を空ければいいのですが、スペースがないのでこうなってしまいました。
葉っぱの下を覗いてみると花が咲いていました。
かなり伸びてきたので、支柱を立てて茎を束ねます。
インゲンは、収穫が1日遅れると大きくなり過ぎて固くなってしまうので、早めの収穫をしています。
昨年は虫に喰われるものが結構あったのですが、今年は全く見当たりません。
これも、やはり自家採取の効果なのでしょうか。
一方、これだけ繁茂してしまうと見落としが多くなりますが、これ幸いに来年の種にします。
非常に立派な鞘なので、たぶん中身も良いはずです。
信じるものは救われる?
垂直仕立て栽培は、自然栽培と同じく「無肥料・無農薬栽培」ですが、このような栽培法を信じられない方々も多くいるようです。
特にプロ農家。
昨日Twitterで、自然農法で野菜の栽培を始めたばかりの若者が、有機栽培農家からぼろくそに叩かれていたのを見ました。
酷いコメントに溢れていて、とてもやるせない気持ちになりました。
有機栽培農家はそんなに偉いのでしょうか。
あんたには関係ないことでしょ!
今はうまく行かなくても、本人は真剣にやっているし、いつしか慣行農法に負けない立派なものを作りたいと思っているはず。
実際、自然農法で成功している方は大勢おられるわけですから。
慣行農法をやっている人が、なぜ肥料を使わなくて済む農法を否定するのか分かりません。
肥料を使わずに作物ができるなら、これほど儲かる商売はないはずです。
普通なら関心を持つべきなのに、大声で否定するとはどういう了見なのか。
これではグローバリストの言うがまま、手先に甘んじることになるでしょう。
自家採取はご法度になる?
話は変わりますが、種苗法が廃止されていろいろと物議をかもしています。
以下は、東大の鈴木宣弘教授の記事ですが、非常に興味深い内容となっています。
(一部抜粋)
私は家庭菜園程度しかやっていませんが、もともと農家の長男に生まれていますから他人事とはどうしても思えません。
もちろん品種改良したものなどは、特許などで権利が守られるべきでが、在来種(固定種)までグローバリストに独占されたら自家採取はできなくなります。
たとえ在来種を作っていても、種苗会社から訴えられたらどうなるか。
潔白を証明するために裁判をやりますか?
たぶん、費用の面で耐えられないでしょう。
アメリカではすでに何年も前からそのようなことが起こっていると聞いていますが、栽培法などで非難をしている場合ではないと、私は思います。