今日は前庭の畑を少し広げました。
と言っても、わずか20cm程度ですが・・・
でも、畝の幅が60cmから80cmになるので、この差はとても大きく感じます。
現在の畝には秋に植えたキャベツがありますが、見てのとおり一列に植えると余裕がありません。
でも、80cmなら手前にレタスやネギなどを植えておくことができます。
元々は芝を植えてあったのですが、そんな楽しみも今では全くできませんので、野菜を栽培するようになってしまいました。
家庭菜園は楽しみの一つではありますが、何事も上手くなるにはそれなりの投資と技術をマスターしなければなりません。
そんな面倒くさいことをするなら「買った方がましだ」、と思うかも知れません。
ですが、売っているものは農薬たっぷりだし、味が良いとも限りません。
そして、何と言っても食糧危機なんてことが起きたら・・・
無肥料でも野菜はできる
昔から家庭菜園は無農薬で作っている人が多いと思いますが、肥料は鶏糞とか油粕・腐葉土などの有機肥料と化学肥料を使って栽培しているはずです。
しかし、最近は肥料を全く使わない栽培法も随分と知られてきました。
これは自然栽培と言われるものですが、昔は宗教のように扱われただけでなく、「トンデモ農法」の烙印を押されていたものです。
近年は自然栽培農家が増えて、その技術をYouTubeで発信されている方も多いのでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
自然農法では、実際に無肥料で野菜だけでなく稲作もできてしまうわけですが、その技術はそう簡単ではないようです。
ただし、私が見る限りそれほど特殊な技術ではありません。
セオリーさえ守れば誰にでもできるはずです。
垂直仕立てならだれでもできる
実は私も10年以上、いや20年以上前から自然農法に興味があったのですが、素人ができるものではないと思っていたわけです。
でも、自然栽培農家さんから直接指導を受けたり、マルシェで野菜を購入したりしているうちにそれほど難しいことではないと思うようになりました。
そんな折、ある本屋さんで出会ったのが「道法スタイル 野菜の垂直仕立て栽培」でした。
立ち読みでしたが、「縛るだけで野菜が育つ、野菜は肥料で育つのではなく植物ホルモン」と言う言葉を信じて即買いました。
もちろん、この栽培法も肥料は全く使いません。
100%信じたわけではないですが、うまく行ったら面白いし、たかだか1700円程度の本ですから騙されたとしても一向にかまわないわけです。
結果は、他の記事でもたくさん書いていますが、野菜はもちろんのこと、スイカやメロンなども普通にできました。
野菜をギュッと縛るなんて、もちろん最初は戸惑いますが、それも最初の1年くらいです。
それでは直近の畑をご覧ください。
早春の野菜はあまり作れないものですが、今年はレタスやネギは冬を越せたので全く買いませんでした。
下の写真はブロッコリーです。
植えた時期が遅かったのか、大きくなれず冬になってしまいましたが、不織布をかけておいたところ最近になった大きくなってきました。
もうすぐ収穫できそうですね。
なお、葉っぱがちぎれているのは鳥が食べた跡です。
こちらは白菜。
これも植えたのが遅く結球まで至りませんでしたが、温かくなり花芽がどんどん出てきて毎日のように食べています。
肥料を使っていないのに株が凄いと思いませんか。
次の写真、手前がのらぼう菜、奥が分葱です。
分葱は、サンルーム前に植えていたものをこちらに移植したところ、俄然勢いが良くなりました。
良くなった原因は、斜面のため水はけが良くなったためと思われます。
垂直仕立て栽培も今期で4シーズン目、ようやくコツが分かりかけてきたような気がします。
なお、のらぼう菜は自家採種したもので栽培しています。
無肥料栽培で食料危機を回避する
現在、全世界で食糧危機が叫ばれています。
以前からビル・ゲイツなどが種を独占し、何やら悪だくみをしているのは知っていましたが、いよいよ実行に移すようですから警戒が必要です。
これは陰謀論ではなく、陰謀です。
なので、私たちはロシアのダーチャのように野菜を自ら作って防衛しなければなりません。
できるだけ多くの人が、在来種の種を買って種取をしながら家庭菜園をやれば、やつらの目論見は外れます。
自然栽培や垂直仕立て栽培なら肥料は使いません。
種さえあれば作れるのですから、こんな農法を全世界でやれば食糧危機は回避できるはずです。