何ごとも結果がついてくると楽しいですが、野菜作りはよりハッキリしているので分かりやすい。
また、家庭菜園なら仕事のように評価されることもなく、自画自賛で良いわけで、失敗しても自己責任の範疇ですからね。
そんなわけで、今年の春からたくさんの野菜を「垂直仕立て栽培」でやってます。
驚くべきことに、失敗したのはほとんどありません。
失敗したと思ったのは、初期の生育がうまくいかず、トマトやメロンの収穫が遅くなってしまったことくらいです。
これは失敗と言うよりも、来年に繋がる良い経験でした。
病気とも無縁で、こんなに野菜作りは簡単だったのかと今さらながらに感じています。
前半は黒字
さて、9月も中旬になり、秋野菜の種まきや冬・春野菜の準備に忙しくなってきました。
一方で、夏野菜もまだまだ残っていますが、ものによっては11月まで楽しめるはずです。
キュウリは、8月中旬から9月上旬にかけての長雨ではダメになってしまいましたが、それでも100本以上は採れているので、とりあえず満足です。
来年は、もっと継続的に収穫できるように工夫したいと思っています。
しかし、この悪天候だったにもかかわらず、ナスとかインゲンは元気で、食べきれない状況です。
おかげで今年は野菜を買うことが大幅に減りました。
たぶん、昨年の半分以下ではないかと思いますが、特に消費量の多いキュウリやナスは助かりました。
トマトは今頃ですが、現在は非常に高いのでこれも我慢した甲斐があったようです。
なお、垂直仕立て栽培では、肥料は使いませんが紐や支柱をたくさん使います。
紐は安いので、ほとんどは支柱の費用ですが1万円はいっていないと思いますし、これから何年も使うことを考えれば安い出費と言えます。
それから苗や種ですが、苗はキャベツだけで、あとは全て種を買って蒔きました。
種は「野口のタネ」さんからたくさん買いましたが、まだ使っていないものもあり、これもせいぜい1万円くらいでしょう。
たぶん、これまでにかかった資材と収穫した野菜を比較すると、単年度でもかなり黒字のはずです。
野菜は毎日食べるものですから、一回あたりは数百円でも年間にするとかなりの金額になります。
例えば、大玉スイカは1個しかできなかったけれど、買えば2000円以上はするでしょう。
キュウリを100本買うと、3本100円にしても3300円以上になってしまいます。
垂直仕立て栽培では、種を買えばあとは作るだけです。
土も培養土などは一切買いませんので、庭の土をふるいにかけて種を蒔いています。
それでも、間違いなくできてしまうのが「垂直仕立て栽培」の凄いところです。
そうそう、忘れていましたが砂利は少し買いました。
5袋くらいですから、1000円ちょっとくらいでしょうか。
レタスに再挑戦
サラダにはレタスは欠かせません。
なので、春先にもレタスを作りましたが、結球レタスだったのであまりうまく行きませんでした。
なので、秋はサニーレタスをメインに作っています。
場所がないので、タンクに土を入れて垂直仕立て栽培をしています。
当然ですが、パイプの保温材で立ち上げました。
2度目なので、うまく行くのか楽しみです。
もちろん肥料は入れていません。
新たに土手を開墾
さてさて、キャベツやキュウリを土手に作ってうまく行ったので、さらに別な場所を開墾しました。
開墾と言っても、ノコギリ鎌で草を取り除いただけですが・・・
こんな場所ですが、すでにホウレンソウを蒔いてあります。
柔らかいので鎮圧はしていますが、たぶんうまくいくのではないでしょうか。
そして、ここは日当たりも良いので、来年はトマトを作ろうと考えています。
それにしても、垂直仕立て栽培は簡単でよくできます。
これが日本中、いや世界中に広がれば食糧危機なんてなくなるかも知れません。
あまり知られていないのは、やはり・・・