今回はソルダムでジャムを作ります。
ソルダムはプラムの仲間で、大柄で果肉が多く種も小さいのが特徴です。
最大の特徴は、なんといって果肉の赤い色。
ドキッとします。
味はプラムより、さらに甘酸っぱくて美味しい。
ただ、値段が高いので、たまにしか作れませんが・・・
では、早速作りましょう。
(手順)
- ADパウダーで洗う
- 果肉を切り落とす
- 砂糖は半分くらいを目安に
- 煮詰める
- 出来上がり
- まとめ
1.ADパウダーで洗う
ADパウダーで洗う理由は、残留農薬が気になるからです。
プラム系は虫がつきやすいので、栽培にはかなりの回数かけているのではないでしょうか。
もちろん減農薬での栽培もありますが、ほとんど手に入りません。
また、ADパウダーを使うとアクが抜けるので、煮詰める時にあまり気にしなくても良くなります。
一時間ほど浸けておきます。
もしかすると放射能も抜けるかも。(冗談です)
2.果肉を切り落とす
洗い終わったら、次に果肉を切り落とします。
美味そう!
種は小さいので、プラムよりも切るのは楽です。
なお、果肉を切り取る大きさはあまり小さくしないほうが食べ応えがあって私は好きですが、お好みでどうぞ。
皮を捨てる人がいますが、食感に根性がなくなります。(皮が美味しい)
それにしても、この果肉の色はショッキングレッドですね。(笑い)
今回は420グラムでした。
3.砂糖は半分くらいを目安に
最近は粗糖が気に入って使っているのですが、やや高いので今回は「きび砂糖」を使いました。
もちろん、グラニュー糖や上白糖は綺麗に仕上がるのですが、味の点で深みがないような気がしてます。
基本、自家消費なので色を気にするより味で勝負です。
使い残しのきび砂糖が238グラムあったので使い切ることにしました。
半分よりやや多いですが、大した影響はありません。
これに砂糖の半量をソルダムに被せて一時間ほどおきます。
すると、ソルダムから水分が浸出してきます。
いきなり煮詰めるよりも、焦げないし、このようにするとなぜか味も良いような気がします。
かなり水分が出てきましたので、早速煮詰めましょう。
4.煮詰める
煮詰め方は、ブクブクしてくるまでは強火、その後は鍋からジャムが跳ねないよう調整してください。
時間は、この量なら10~15分くらいが目安となります。
途中で、残りの砂糖を追加します。
ソルダムはペクチンが多いので、煮詰めすぎると冷めたときに固くなり過ぎますので注意してください。
美味しいジャムを作るコツは、手際よく、時間をかけないで作ること。
煮詰めすぎたものは、色が黒ずんで香りも飛んでしまいますし、味もイマイチ。
ジャムは、コトコトと煮詰めるものと勘違いされている方が多いようです。
これを理解するのは、何回か経験しないと難しいかもしれませんが・・・
仕上がりました。
色も悪くないです。
煮詰めた時間は、10分と少し。
タイマーは止めるのを忘れたので、2分くらいオーバーしています。
5.瓶詰めする
瓶は煮沸消毒するのが一般的ですが、面倒なので私はやりません。
ADウォーターを吹きかけて拭くだけ。
これでカビ菌は死んでしまいますから、滅多なことではカビることはありません。
熱いうちに瓶詰めにします。
そして、水で洗って逆さまにしておきましょう。
冷えることによって、瓶の内部の気圧が下がって密閉度が上がります。
ただし、我家の瓶は使いまわしなので、念のため冷めたら冷蔵庫にしまいます。
なお、使った鍋はしばらく水に浸してから洗います。
知らない方も多いと思いますが、砂糖分が残っているとアリが来ます。
綺麗に洗ったはずなのにアリが来るのは、どこかに糖分が残っているからです。
使った直後に洗剤をつけて洗っても洗い残してしまうようです。
水にしばらく浸しておけば大丈夫です。
それから、コンロの周辺もジャムや砂糖が飛び散っていないか点検します。
人間が思っているほど「アリは甘くない」です。(笑い)
6.まとめ
ジャムの中で一番なにが好きかと聞かれたら、ソルダムと答えます。
ま、「良いものが手に入れば」が前提ですが。
次はイチゴ。
香りは一番かな?
いずれも、ジャムに向くかどうか。
生で食べて美味しいものが、ジャムにして美味しいとは限りません。
でも、ソルダムは食べて美味しいものがジャムに向きます。
渋いのはダメ。
熟しすぎず、柔らかいものを選んででください。