今日は8月6日。

ここ数日夕立がなく、35℃以上の極めて暑い日が続いています。

コロナも大変な事態になっていますが、命に係ることなので、まずは感染しないように心がけをしなければなりません。

私も事業はしばらくの間は停止するようにして、日中の暑い時間帯を避けながら家庭菜園に精を出しています。

今年になって知った「野菜の垂直仕立て栽培」は、農薬はおろか肥料も全く使わず、ただ垂直に縛っていくだけの栽培法ですが、これがなんとも面白いのです。

一通り読んでみましたが、なぜ縛るだけで野菜が育つのかは「植物ホルモン」が活性化することらしいことだけは分かりました。

まだまだ理解が十分ではありませんが、これから色々な野菜を作っていけば理解が深まるはずです。

家庭菜園でも採算が合う?

7・8月は一年中で一番野菜の出回る時期です。

スーパーでも農産物直売所でもたくさん出回っていますし、安く買えるので自分で作る意味はあまりないかも知れません。

でも、キュウリやナスなど毎日のように食べるので、たくさん買うとなるとお金は結構かかります。

また、店頭に並んでいるものは慣行栽培のものがほとんどですから農薬も気になりますよね。

自分で作れば、新鮮なものが安心して食べられのが家庭菜園の大きなメリットなわけです。

ただ、家庭菜園は作るのが少量であるために苗を買ってくることが多く、肥料やその他の資材も買うとなるとかなりの金額になります。

加えてうまく行く時ばかりではありませんし、手間暇や失敗を考えたら買った方が断然安いのではないでしょうか。

しかし、「垂直仕立て栽培」なら支柱と紐があれば、簡単に、失敗なくできるのでやらない手はなさそうです。

麻ひもは消耗品ですが、天然素材なので土に帰るためゴミに出す必要もありません。

支柱は一度買えば少なくても10シーズンは使えると思いますので、コスト的には非常に安いです。

苗を買わず、種から作ることができれば、家庭菜園と言えども採算が合いそうです。

垂直仕立て栽培でキュウリが大豊作

さて、夏の野菜で欠かせないのはキュウリ。

漬物好きの私にとってなくてはならないもので、浅漬け、ぬか漬けなどを毎日のように作ります。

そのため今年は苗を買わず、種を買って8本ほど仕立てた内の6本が順調に育っています。

今朝は5本の収穫でしたが、これが無肥料でできたとは思えないほどの良い出来です。

下の写真をご覧ください。

キュウリは用水路の土手に植えているのですが、こんな場所なので当然ながら掘り起こしたりはしていません。

穴を掘って苗を植え、そこに支柱を立てキュウリを垂直に誘引をしているだけです。

それなのにかなり順調に育てました。

土手なので肥料は一度も入れていません。

半信半疑だったので最初は短い支柱を使いましたが、足りないので2.1mの支柱を買ってきて追加しました。

しかし、それでも足らないほど勢いよく育ちました。

優に3mは超えていましたので、縛るのは止めてほったらかしとなっています。

ただ、これが本当に垂直仕立て栽培の効果なのかと疑われるかも知れません。

肥料は入れていなくても、刈った草などを置いておいた場所なので、もしかすると肥料分があった可能性もあります。

ですが、場所が土手で一切の土づくりをしていませんから、やはり認めざるを得ないのかなとも思います。

ほかにも自然農法で多くの方がやっておられるように、無肥料栽培は可能でしょう。

しかし、その技術は私にはありません。

まとめ

さらに、垂直仕立て栽培の大きな特徴は、従来の栽培法よりも格段に長く収穫ができるらしいのです。

詳しくは本を参照していただきたいのですが、支柱を超えたら若いツルに更新するとあります。

こうすることで、長い期間収穫が可能になるとのことです。

それにしても、こんな場所に種を蒔いただけでこんなに沢山キュウリが獲れてしまうのは驚きとは思いませんか。

陰謀論ではないですが、この栽培法を考えた(発見した)道法さんは凄いと思います。

それなのに、世の中から無視されているような気がします。

太陽熱温水器のように、こんな単純な技術が世の中に知れ渡ったら困る人も多いのは分かります。

でも、世界は食糧危機だけでなく、農薬や肥料での環境汚染が声高に叫ばれているのです。

もっと注目されてしかるべきと私は思います。