今年も茄子の垂直仕立て栽培をやっていますが、あまり調子が良いとは言えません。
昨年は、初挑戦だったものの、それなりの出来でした。
今年は、7月まではかなり順調だったものの、8月に入り日中に葉が萎れてくるようになりました。
実の着きも悪く、あまり収穫できていません。
もしかすると、これは高温障害ではないかと思い、調べてみるとやはりそのようです。
農作物の高温障害、なりやすい野菜と予防策とは。異常気象対策を今から!
以下、転載です。
果菜類(キュウリ、トマト、ナス等)
高温による起こる影響は以下の通りです
- 害虫の発生が増える(ハダニ類、オオタバコガ等)
- 発芽率の低下
- しおれ
- 葉焼け
- 着果不良
などが挙げられます。
この5項目の全てに該当しています。
毎日のように気温が40℃近いような状況ですから、ダメージが無いとは思えません。
なお、対策をみると以下のようです。
野菜
簡単に予防策を紹介していきます。
- 遮光資材を利用する
- 地温上昇抑制資材を利用する
- かん水で土壌水分量を調整する
- 肥料等を施し、地力を向上させる
- あらかじめ、ハウス等の温度環境を整えておく
まず、遮光資材等を活用することをおすすめします。遮光資材によってハウスの温度や葉の温度などが上昇するのを抑えましょう。
ただし、遮光により光量が極端に低下してしまうと、それが品質や収量の低下を招くことがあります。野菜それぞれに必要な光量や生育適温をあらかじめ調べておき、それに適した遮光を行いましょう。
地温上昇抑制資材にはわらなども効果的です。土壌表面の温度上昇を抑制することができれば、同時に土壌の水分量低下を抑えることができます。
高温な状態下では、蒸散量が増えます。朝・夕にかん水を行い、土壌の水分管理を徹底しましょう。特に曇りがちな天気で雨が降った後などに晴れ上がる場合には、葉や茎が萎えやすいので、早めにかん水を行いましょう。葉っぱに霧吹きなどを用いて水を吹きかけるのも効果的です。
高温な時期がくる前に、冷房を導入したり強制換気ができるようにしたりと、ハウス等の設備を整えておくのも効果的です。
これまでの対策は、葉が萎れるので夕方に水をまいたりしましたが、朝には戻るものの、日中は同じように萎れてしまいます。
それから、樹が弱っているのでアブラムシも発生し、余計にダメージを受けています。
高温障害ではないかと思ったので、少しでもダメージを避けるために、とりあえず遮光シート掛けるようにしました。
なお、遮光シートは100均で購入しましたが、2m物なら100円です。
4m物(200円)もありますが、我が家の菜園では長すぎですね。
現状ではほとんど効果が見られませんが、もう少し気温が下がれば持ち直すかも知れません。
いずれにしても、これから本格的な収穫を期待していたので残念です。
影響のない株もあります
ただ、調子の良い株もあります。
これは長ナス(接ぎ木苗)ですが、直播ではなく購入したものです。
背丈も1.5m以上とすくすく伸びていますし、実も鈴なりと言うわけにはいきませんが一応生っています。
調子のよい理由は、倉庫の西側で、11時くらいにならないと太陽が直接当たらず太陽光をブロックしているせいだろうと思われます。
今年のような異常な暑さでは、日照不足くらいがちょうど良いのかもしれません。
それから、同じ苗なのに倉庫の南側のものはイマイチです。
11時ごろには葉が萎れてきます。
遮光シートを被せていますが、やはりなんとなく元気がありません。
いずれにしても、元気のない枝は剪定して新たな芽を出した方が良いかもしれませんね。
まとめ
調べてみたわけではありませんが、スーパーや農産物直売所などを覗くと野菜の量がなんとなく少ないような気がします。
値段にはさほど変化は無いようにも思えますが、天候次第では野菜の高騰もあり得るかもしれません。
我が家の菜園では多くの種類を栽培しています。
出来はそこそこでも、キュウリやナス・ネギなどはほとんど買わずに済みますから、仮に野菜が高騰しても家計への影響はほとんどありません。
ただ、技術をもう少し高めないと安定した収穫はできないと今回痛感しました。
これまで、垂直仕立て栽培がうまく行きすぎて油断していたようです。
難しいことは考えず、縛ればうまく行くと。
一つ階段を上がったような気がします。