昨年から始めた野菜の垂直仕立て栽培。
茎や葉を垂直にすることによって、葉が広がらず、最小限の面積で栽培できるため、これまで諦めていた野菜や果物にも挑戦しています。
もちろん肥料は使いません。
中でもトウモロコシは、「野菜の垂直仕立て栽培」にも書かれてはいませんので、見よう見まねでやったものです。
昨年の結果は、大成功とは言えなかったものの、そこそこの大きさの実をつけましたので、それなりにできるとの感触を得ました。
ご承知のように、トウモロコシは肥料が沢山必要と言われる野菜で、無肥料でできるとは普通考えられないわけです。
しかも、茎が固く真っすぐに伸びる特徴を持っていますから、わざわざ垂直仕立てにする必要もなさそうにも思えます。
このように、まだ分からないことだらけですが、今年も挑戦してみました。
今年は用水路側にある土手(法面)に蒔いてみた
昨年は場所が無かったので矢板の圃場(娘夫婦の家の庭)に蒔いたわけですが、今年は経過を観察したかったので、用水路の土手を平らにして蒔きました。
5月28日に直播し、約1か月後の様子です。
トウモロコシは、放っておいても垂直に伸びる性質がありますが、一応、垂直仕立て栽培なので、他の野菜と同様に麻ひもで葉が立つようにしました。
そのせいかどうかは分かりませんが、僅か1週間ほどでかなり大きくなりました。
驚くべき成長力です。
今日は8月10日、種を蒔いてから約2.5ヶ月なります。
その間に雄花を切り取って人工授粉を行っています。
これは昨年、歯抜け状態の物が多かったためやってみましたが、効果はどうでしょうか。
また、1本の樹に2本の実が出ていましたが、1本はヤングコーンとして収穫しています。
試しに2本収穫してみました。
片方は少し歯抜けがありますが、虫にも喰われておらず、なかなかの出来のようです。
粒が小さいのは、品種のせいなのか、間隔(30cm)が狭かったせいなのか分かりませんが、後者である可能性が高いように思います。
残りは数日置いて収穫します。
試食
今回は単純に茹でて食べてみました。
粒は少し小さく感じるものの、とても甘くて皮も柔らかい。
あまり美味しいので、あっという間に食べきってしまいました。
垂直栽培の不思議
水路の土手でトウモロコシができるなんて、誰が思うのでしょうか。
もしかしなくても、こんなバカなことをやるのは私だけかも知れませんね。
さて、その隣ではカボチャも蒔いてありますが、これもまたものすごい勢いで水路の上流に向かって蔓が伸びています。
何しろ土手で栽培しているので、耕起ができないだけでなく、くどいですがこれまでに一度も肥料などを入れたこともないわけです。
ま、それは置いといて、来年はここにスイカとメロンを作ってみたいと思っています。
少しですが、垂直仕立て栽培のコツも分かりかけてきました。