1月の昇温結果の報告です。

今回は、1月24日から25日にかけて、十数年に一度と言われる寒波がやってきました。

天気予報の最低気温は-8℃。

これまでもこの程度の気温はあったので、仮に凍結はしても配管の破損まではいかないと思っていましたが、これがまずかった。

25日の夕方になって、膨張タンクから水が漏れだしました。

更に調べたところ、ブースター内のステンレス配管(お湯側)が破損していることも判明。

幸い、ステンレス管の予備があったので交換し、膨張タンクを取り外して運転を再開できました。

膨張タンクはもう使えないので注文はしましたが、冬の間は極端に温度は上がらないのでなくても大丈夫と思います。

問題は、なぜこのような事態になったのか。

今後のためにも、しっかりと原因と対策を講じたいと思います。

(目次)

1.循環水に不凍液を使っていない

2.放射冷却と寒波の違いを認識できていなかった

3.1月の昇温結果

1.循環水に不凍液を使っていない

まず、使っている太陽熱温水器は分離分割型なので、採熱(循環)系の配管には不凍液を使うのが常道です。

しかし、私は不凍液(エチレングリコール)の毒性が気になって使っていません。

不凍液を使っていれば問題はないことは分かっているのですが、漏れた時のことを考えると使う気になれません。

私の住む大田原市は、滅多に-10℃以下になるような地域ではないので、今後は極端な寒波が来たら水抜きをすることで当面は対処したいと考えています。

ただ、いろいろと調べていたら無害な不凍液があるとのことなので注文しました。

ただ、届くのが2月21日とのことなので、今季は間に合いそうにもありません。

2.放射冷却と寒波の違いを認識できていなかった

天気予報では、十数年に一度の強烈な寒波だと言っていましたが、その意味が十分理解していなかったように思います。

これまでも、放射冷却現象によって-10℃以下になることは何度もありました。

もちろん、このような時は配管が凍ってしばらく使えませんが、いずれ融けて動き出します。

今回の寒波は、放射冷却のような朝方にだけ冷え込む現象ではなく、2日間低温が続いた結果のように思います。

つまり、放射冷却現象よりも低温の続く時間が長く、凍結も強かった。

ちなみに、石油ボイラーの給湯管が凍ったのも非常に珍しいことでした。

ヒーターが巻いてあるので安心していましたが、こんなことは初めてです。

本当かどうかは確認していませんが、大田原市のどこかで-16℃を記録したところがあると聞きました。

これは観測史上最低だそうです。

今さらながらに、放射冷却と寒波の違いを認識したところです。

なお、孔の開いてしまったステンレス管を交換し、温水側の配管をブースターの外に出しました。

このようにしないと、問題があったときに修理がやりにくいからです。

今回の凍結・破損で分かったことは、凍結が強いとフレキ管のコネクタも傷むことです。

1か所でしたが、パッキンを替えても漏水が止まりませんでした。

ま、ステンレス管に孔が開くくらいですから、かなりの圧力で歪んだものと思われます。

4.1月の昇温結果

さて、1月の昇温結果は以下の通りです。

1月の中盤まで比較的暖かい日が続きましたが、23日以降は天気も悪く、極端に寒くなりました。

加えて、凍結による運転ができなくなったことから平均到達温度は18℃と振るいませんでした。

そのため、25℃を超えない日は自家水でお風呂を沸かすようにしています。

自家水の温度は概ね16℃くらいで、水道代もかかりませんし、5℃から沸かすことを考えればかなりの燃料節約になります。

果たして、2月はどうなるでしょうか。