2月の電気代が1.2万円を超えたことは少し前に書きました。

私の場合は、電気をあまり使わない生活をしているのでまだ深刻ではありませんが、オール電化の場合は大変な事態かと思います。

なので、今回は自家発電をすべきかどうかを簡単に考察してみることにしました。

電気料金の上がった原因はいくつかありますが、単純にコロナやウクライナ戦争に端を発するものだけではないように思えます。

しかし、原因が何であれ、1kwhが43円以上になっているのは事実で、今後更に値上げが予定されているわけです。

数年も経っていないのに2倍近くになりました。

これほど高くなっても、国は消費税減税や再生エネ付加金の減額など一切やらないと明言していますから、生活防衛は緊急に行わないといけません。

そもそも、私は国に期待などしておらず、いずれこのような事態になるだろうと太陽熱利用をずっとしてきたわけです。

そのため、今後も電気代の高騰は避けられないとの判断から、自家発電を考える時期と判断しました。

ただし、オフグリッドは不可能ですから、照明とか冷蔵庫・洗濯機などは除外することになります。

1.何を太陽光で賄うか

2.発電システムを考える

3.まとめ

1.何を太陽光で賄うか

自家発電の場合、ソーラーパネルの他、蓄電池やインバータなど関連器材が必要となります。

そのため、ある程度の知識が必要ですが、特に難しいものでもありません。

今回、太陽光発電で賄いたいものは以下の通りです。

パソコン(ディスクトップ) 100W

TV(有機EL)55型 382W

オーディオシステム 200W(最大)

W数については、有機ELテレビが一番消費電力が大きいのでこれを目標にします。

つまり、パソコンをしながらTVは見ないようにすれば、音楽を聴きながらパソコンをやっても300Wで収まるわけです。

それにしても、有機ELテレビの消費電力は大きいですね。

2.発電システム

私がいつも参考にしているのは、蓄電システム・comです。

2015年頃だったと思いますが、一度お世話になったことがあります。

会員登録をしているので、毎日メールが届くのですが、これがなかなか面白く参考になることばかりです。

太陽光発電を考えている人は、最初から決めず、このようなサイトから情報を集めてからにした方が失敗はないです。

さて、どのくらいの物を選べばいいのか見てみましょう。

<第1案>

太陽光発電システム 600W未満で検索します。

たくさん出てくるのですが、160W×2枚(320W) 139,680円(消費税・送料込み)のセットを選んでみました。

これはフルセットなので、繋げばすぐに使うことができます。

耐久性については、バッテリーは分かりませんが、それ以外は少なくとも10年以上は使えると思います。

<第2案>

こちらは、200Wのソーラーパネル1枚のセットです。

値段は、消費税・送料込みで105,150円。

以上、この二つの案をもとに検討します。

まずは、それぞれの機器の一日当たりの電力消費を計算してみます。

パソコン 100W×5時間=500W

有機ELテレビ55型 382W×5時間=1,910W

オーディオ 200W×5時間=500W

計 2,910W(2.91KW)

2.91×30日×12か月=1,047・6KW

かかる費用は

1,047・6KW×43円/Kwh=45,047円

約4.5万円ほどになります。

現在の料金が続くとこんなに払うんですね、ちょっと衝撃的な数字となってしまいました。

3.まとめ

最後に、何年で償還できるかを計算してみます。

1案の600Wを導入した場合

139,680円/45,047円=3.1年

2案の200Wを導入した場合は、オーディオに使ったとして

200W/1,000×5時間×30日×12=360kwh

360kwh×43円=15,480円

105,150円/15,480円=6.8年

と言うことで、600Wを導入した方がCPが圧倒的に高いことが分かりました。

200Wも悪くはないのですが、不満が出る可能性が高いので、最初から600Wにしておいた方が良さそうです。

一方、我が家にとって最大の問題は、太陽光パネルの設置場所です。

日当たりの良い場所は、太陽熱温水器の採熱器で占領されています。

そのため、それ以外の場所を探すことになります。

※太陽光パネル 外形寸法 1485×668×35mm

一階東側の屋根とサンルームの東端が最有力候補です。

できるなら、屋根の上に2枚並べるのが良さそうですが、近々設計してみることにしたいと思います。

とは言え、軍資金を揃える方が先ですね。(苦笑)