7月もそろそろ中盤に差し掛かりましたが、カボチャが元気よく育ってきています。

作っているのは、今年は西洋カボチャ2本、鶴首カボチャ(日本種)4本。

今回は、それぞれの特徴を生かした作り方を考えてみたいと思います。

私は、普通に煮て食べるなら西洋カボチャ一択ですが、鶴首カボチャは味よりもグランドカバープランツとして利用価値が高いと考えています。

それぞれの特徴を生かせば、食費を浮かせられるだけでなく、草刈りなどの作業も楽になると思います。

以下報告です。

西洋カボチャの垂直栽培

種を蒔いたのは4月22日でしたが、2.5カ月を過ぎてようやくここまでになりました。

昨年に比べるとやや遅い感じですが、品種が違うのと自家採種でないことも影響しているのかも知れません。

購入したのは、「東京芳香」。

固定種なので、今年うまくできれば種取りができるので来年からはもっと良くなるはずです。

この品種は4月上旬から蒔いても良いようなので、来年はもう少し早くします。

さて、毎年同じところに作っているのですが、垂直仕立ては写真のように支柱を建てて誘引しています。

蔓の先端が倉庫の屋根に近づいてきたので、屋根の上に梯子を設置しました、

そこから紐でさらに誘引し、屋根の上を這わせていきます。

ただ昨年はさほどではありませんでしたが、一昨年は余りにも伸び過ぎ、柚子の中を通って母屋の屋根まで行ってしまい困ったことになりました。

そのため、今年は倉庫の屋根を過ぎたら一旦下に降ろそうと考えています。

何しろ場所が狭いので、立体的に栽培しないと我が家ではカボチャは作れませんので・・・

それから、これは新たに開墾した場所に蒔いた(5/5)ものです。

2週間ほど遅いのですが、ほぼ追いつきました。

もちろん肥料などは一切やっておらず、乾燥防止と地温を上げるために単にポリマルチをしているだけなのですが、カボチャは強いですね。

なお土手を這わせた後は、梅の木に這わせます。

ここからは空中栽培ですが、たぶん収まり切れないでしょうからその時はどうするか思案中です。

鶴首カボチャでグランドカバー

次に鶴首カボチャです。

これは、正直言うとあまり美味しくないと思います。

スープにすると意外に美味しいですが、それほどスープを飲む習慣がないので、あまりたくさんできても処分に困ってしまいます。

それから皮が固くて食べられないこともありますね。

※昨年の鶴首カボチャ

昨年は大きいのがたくさんできて消費しきれませんでしたので、今年は欲しい人にあげてしまおうと思っています。

だた、鶴首カボチャの一番良い点は、味よりもグランドカバープランツとして利用価値が高いところにあります。

下草を整理しておけば、このような土手の管理がほぼ要らなくなります。

※昨年の状況

以下が現在の状況です。

カボチャが伸びる前に雑草が生えないよう管理しています。

他にも3本あり、合計4本でこの法面を覆う計画です。

いずれにしても、誰も管理しない法面を放置しておくのは環境衛生上大きな問題です。

冬に枯れて火事の原因になったり、ハクビシンなどの外来動物の住処になったりしますから、できるだけきれいにしておくことが肝心だと思います。

まとめ

狭い場所でカボチャを作る方法として、垂直仕立て栽培は非常に有効な手段です。

しかし、思ったよりも伸び過ぎるようなこともありますから手放しで推奨はしませんが、簡単にできるのでやってみる価値は高いと思います。

狭い畑ではそうたくさん獲れませんが、それでも家計の足しにはなります。

一方で広い土手の草刈りが大変だと嘆いているなら、鶴首カボチャを作ることをお勧めします。

放っておいても実が生るので、農家なら直売所で売ったらどうでしょうか。

煮てはイマイチですが、スープなら間違いなくいけます。

除草剤を使ったり、辛い草刈りをして苦労するよりも、いくらか収入(食費の足し)でもなればやる気も出ると言うものです。

自然にも優しいですしね。