今朝はマイナス4度まで下がりました。

こんな寒い日が2月の下旬まで続くことを考えれると嫌になりますが、だからと言ってぬくぬくと冬ごもりしていると春の作付けが間に合わなってしまいます。

なので、少しづつでも動き出さないといけません。

今年は年間の栽培計画を数日前に作りましたが、1月はレタスの種まきとなっています。

これまでならこんな寒い時期に種を蒔こうなんて思わなかったのですが、やはり頭で考えているよりもこのように明確にした方が行動に移しやすいようです。

ただ、一年で一番寒い時期なので保温しての育苗となります。

そこで育苗器をどうするか。

市販品は高いし、温度管理できるようにするとさらにお金がかかるので、私は自作で電気などを使わない方法にしたいわけです。

すぐに思い浮かぶのは、発泡スチロール箱を利用すること。

保温性も高く軽いので、一番安上がりと思ったのですが、ホームセンターで見たら結構高かった。

そこでもう少し安く作れる方法はないか、と検索したら以下の動画を見つけました。

これは衣装ケースを利用しての簡単な育苗器です。

しかし、衣装ケースも発泡スチロールと同じくらいかそれ以上くらいします。

諦めていたところ、工具売り場にプラスチックケース(内寸 37cm×25cm×高さ15cm)を見つけました。

値段は蓋つきで656円(税込み)。

作りもしっかりしていて問題なさそうなので購入してきました。

プラケースで育苗箱を作る

まずは、ドリルで空気穴を開けたいのですが、インパクトドライバーが動かない。

故障?

何度充電しても動かないので、仕方なく交流のドリルを使って開けました。

穴を開け終わった後ですが、インパクトドライバーのバッテリーの接点を磨いたら正常に戻りました。

もう10年以上前の古い製品なだけでなく、半年くらい使わなかったので接点が錆びていたようです。

そろそろ買い替え時期ですが、最近は仕事をしておらず無駄になる可能性が高いので躊躇してしまいます。

なので定期的に動作を確認し、もう少し使ってみましょう。

さて、穴あけが終了したので内側にプチプチシートを保温材として貼ります。

動画では、保温性の確保のためバーミキュライトを底に敷いていましたが、今回はプチプチシートを使います。

もみ殻なんかも良さそうですが、農家ではないので入手はできないので、身近にあるもので代用することにしました。

ただ、断熱を考えるうえで空気が一番熱を通さないと言われており、プチプチシートは静止空気層(空気が動かない)があるので断熱効果は非常に良いと思われます。

欠点は耐久性がないことですが、使いきりなので問題ありません。

穴が開いては困るので、段ボールをプチプチシートの上に敷きます。

段ボールは、やはり空気層があるので保温性があるので更に断熱を強化できます。

横から見たところです。

上部に穴を開けて空気が滞留しないようにしました。

プチプチシートで横の穴を塞いでしまったので、半田ごてでサクッと穴を開けました。

先端が太めの半田ごてがあるなら、プラケースの穴あけもドリルを使わずに穴あけができるはずです。

レタスの種まき

育苗器ができたので、早速レタスの種を蒔きました。

左から、美味タス・マリノ・しずか。

リーフレタス2種、玉レタス1種となります。

それぞれ5ポットづつ蒔きました。

育苗器の置き場所はサンルームの中となります。

日中は日差しがあればポカポカですが、夜間は氷点下になってしまうので毛布などを掛けることにします。

参考:午後1時過ぎの外気温は5℃くらいですが、サンルーム内は27℃くらいとなっています。

ポットの温度を測ってみました。

約21℃くらいですから、この温度を維持できれば発芽には問題がなさそうです。

問題は夜間の温度。

保温対策をしても5℃以下になるようなら、室内に移動することします。

まとめ

育苗器は思ったよりも簡単にできました。

今回使ったケースは、8cmのポットが15個入るのでちょうど良い大きさです。

耐久性は、そもそもが工具箱なので問題なさそうですし、しかも衣装箱よりも断然安かったのはラッキーでした。

これで順調に行くようなら、追加でもう1個育苗器を作ってみたいと思っています。

追記

翌日の朝、中の温度を見たところマイナス1℃以下でした。

これではダメです。

加温をするつもりはないので、夜間は室内に置くことにしました。

我が家では太陽熱暖房(床下に温水タンクがある)をしているので、朝方でも室内温度は15℃以下になることは滅多にありません。

いちいち移動する手間が面倒ですが、加温をしないのでこれが一番安上がりで確実な方法です。