昨今の、政財界重鎮の発言には驚かせれることが多くなりました。
もちろん悪い意味にです。
自民に毎年24億円献金「何が問題なのか」と経団連・十倉雅和会長 「社会貢献の1つ」
一体、日本はどうなってしまったのでしょうか。
政権与党である自民党に巨額の献金をすることに何の違和感もないですか?
それは賄賂と違いますか?
以下、記事から一部を引用します。
◆パーティー券問題は「説明責任果たすべき」
一方で、国からの政党交付金制度があるにもかかわらず経団連が毎年約24億円の政治献金を自民党側に続けていることについては「民主主義を維持していくにはコストがかかる。企業がそれを負担するのは社会貢献の1つだ」と説明した。
しかし、日本の政治献金は米国に比べて透明性が著しく低い。企業団体献金が税制優遇に結び付くなど政策をゆがめているとの指摘に対しては「世界各国で同様のことが行われている。何が問題なのか」と正当化した。
いやはや、これを読んだときにはびっくりして椅子から転げ落ちそうになりました。
本当にこんなことを言ったのか、切り取りではないのか、と一瞬思ったりもしましたがどうやら本当のようです。
早速、Xでは”越後屋”と非難囂囂です。
なんでこんなに社会が腐敗してしまったのでしょうか。
いや、もともと腐っていたのを隠そうとしなくなったのかも知れません。
昔の経団連会長に土光敏夫さんと言う凄い方がおられましたが、こんなボケ老人のような発言などありませんでした。
ま、土光さんのような傑出した人物と較べられないことは当然ですが、肩書は同じですよ。
いくら何でも差が大きすぎないですかね。
勧善懲悪のTV番組が消えてしまった
最近は時代劇がTVで放映されることがほとんどありませんが、私の若いころはたくさんありました。
当時も世の中が腐敗していたので、あんな痛快な番組が流行ったのでしょう。
必殺仕置き人、桃太郎侍、水戸黄門、はりせんおじさん
中でも好きだったのは、この桃太郎侍でした。
一つ、人の世生き血をすすり・・・二つ、不埒な悪行三昧・・・三つ醜い浮き世の鬼を、退治てくれよう桃太郎!!
これがセリフが何と言っても痛快でした。
権力者にすり寄り悪事を働く不届き物を、天に代わって成敗してくれるわけですからね。
翻って経団連の十倉会長は、まさに悪役の越後屋そのもの。
まさか、現在では刀でたたっ切るわけにはいきませんが、特捜検察には政治資金規正法違反か何かで摘発・逮捕してもらいですね。
ただ、情けないことに十倉会長さんの会社が業績が悪いらしい。
なるほど、消費税をもっと上げろと言っている意味が分かりました。
消費税が上がれば法人税を下げてもらえるわけで、その上輸出還付金がもっともらえるわけです。
たかが24億円で何兆円も帰ってくるのですから安いものでしょう。
しかし、経済界が税金にたかるシロアリ構造になってしまったのは誰のせいでしょうか。
たぶん、小泉・竹中からだったと思いますね。
罪は重いです。