白菜の葉は柔らかいため、虫に喰われやすいことは知られています。
そのため、一般的に販売されているのは全く虫に喰われていませんので、相当な量の農薬がかかっていると言えるでしょう。
しかし、家庭菜園では農薬を使いたくないわけで、自家消費ですから虫食いなどがあっても気にしなければ良いわけです。
ですがことはそう簡単ではなく、白菜そのものが虫に喰われて全滅したなんてことは日常茶飯事。
防虫ネットを使っても、いつの間にか侵入しまうことも良くあります。
ちなみに、垂直仕立て栽培では虫の害は気にならないとされていますが、垂直仕立てを始める前にやられてしまうわけです。
早い話が、初期の苗づくりを何とかしないと前に進みません。
最近感じているのは、
1 種まき前から防虫対策が必要
2 虫のいない畝を作る
どうも、この点が中途半端だったような気がしています。
1 種まき前から防虫対策が必要
私のやっている垂直仕立て栽培は肥料を使いません。
肥料を使わなくても植物ホルモンで育つという理論ですが、これはやってみれば分かりますが現実です。
ただし、垂直仕立てを始めるまでにきちんと苗が仕上がっていなければ思うような結果が得られません。
これは白菜の苗(松島2号)ですが、防虫ネットを掛けています。
かなり虫に喰われていますが、これは後からネットを被せているせいです。
かなりやられたので諦めかけたのですが、とりあえず防虫ネットを掛けたら被害がほぼなくなりました。
少し後から蒔いたもの(左)は、タイミングが良かったのか特に喰われていません。
このことから、最初から防虫対策をしておけばかなりの確率で苗づくりが成功することが分かりました。
もう一つ、ポットに使った土は畑の土にコンポストで作った堆肥を3割ほど混ぜています。
これもすぐに種を蒔くのではなく、何日か置いて虫がいないことを確認して使っています。
育苗土を購入すれば気にしなくて済みますが、やはり安く楽しむには自前で用意しないといけません。
これまでも慎重にやってきたつもりですが、きちんとした虫対策ができていなかったように思います。
2 虫のいない畝を作る
さて、ポットでも直播でも同じことなのですが、虫のいる畝といない畝があることに最近気が付きました。
ダンゴムシやミミズなどは湿気が好きなようで、草マルチなどの下に隠れています。
これらは土の団粒化など土壌改良には貢献しているようですが、一方でここに種を蒔いたり苗を植えても食べられてしまう可能性が高いようです。
やはり良い畝とは、虫もいないことが重要であると思います。
なので、今回白菜を定植するところは、1週間くらい前には除草して、排水を良くしておきました。
ここは最近までキュウリを作っていた場所で、法尻で湿気が多かったせいかダンゴムシもたくさんいましたが、今は掘り返しても全くいません。
雨上がりなのに、あまりべた付きもありません。
まとめ 白菜の定植
と言うことで、今回は白菜を4株植えてみました。
この苗は、最初虫に喰われたものの何とか持ち直しました。
根がまだ小さいので、台所用の排水ネットを使います。
囲いに使うのは、ダイソーで買った園芸用の針金を半分にカットしたもの。
こんな感じになります。
下の写真は、9月11日に定植した白菜。
全く虫にやられておらず、かなり大きくなってきました。
もう少し経ったら、ネットを外して垂直仕立てを開始します。
※現在でも年とで垂直に近くなっています
もちろん、まだ技術的に未熟ですから別な防虫ネットで保護はしていきます。