先日、非常に興味深い動画を観ました。
野菜作りでは、時々参考にさせてもらっている塚原農園さんのものです。
タイトルは、”苗が枯れたり、直播して失敗する原因 畑の野菜が育たない本当の理由″とあります。
なかなかショッキングなタイトルですが、家庭菜園をやられている方なら苗が枯れる、直播で芽が出ないなど、誰もが経験しているのではないでしょうか。
私も何度どころかしょっちゅう経験しているわけで、何が原因なのだろうかといつも思っています。
なぜ発芽しない
直近ではほうれん草です。
この写真はそこそこ発芽していますが、筋蒔きしているわけですから本当なら隙間なく芽が出ていなければならないわけです。
これは隣の畝に同時撒いたほうれん草です。
ジャガイモの隣に蒔いたのですが、ほとんど発芽しません。
種は今年買ったもので、種そのものには問題はありませんから、たぶん土の問題が大きいのではないかと推測されます。
つまり、排水が良くないのではないか。
排水が良くないために水分が多く、種が腐って発芽出ない。
そのように考えて排水を良くしようと高畝にしてるのですが、それでもなかなか乾きません。
なので、今回は畝の間にライムギを植えてみました。
ライムギは根が深く張るので、排水が良くなるらしいのです。
9月に蒔いたのでまだ結果は分かりませんが、これだけ成長が早ければ水分も吸収するでしょうから効果があるのではと期待しています。
ここは矢板の畑ですが、そもそもは分譲地なので、盛り土が粘土質だったのかも知れませんね。
いずれにせよ、もっと排水を良くしないと野菜がうまく育たないことは明らかです。
カビ対策は微生物資材を使う
それから、上の動画ではカビの問題にも触れています。
カルスNC-Rという土壌改良剤が紹介されていますが、Amazonでも売っています。
野菜の栽培では土壌中の微生物が重要であると言われますが、これは微生物資材で肥料ではありません。
排水が良くなり、有用な微生物の活動が活発になればカビが生えることはありませんから、野菜は良く育つことになるはずです。
ところで、微生物といえば、私は以前は米のとぎ汁乳酸菌で野菜の有機栽培をしていました。
生ごみに乳酸菌を使い、コンポストで堆肥づくりにをするわけです。
今回、塚原農園さんの動画を観て、種まきや苗を植える前に乳酸菌を撒いたらどうなのかと思いました。
この水溶液はpHが3前後の強い酸性なので、土壌消毒にはかなり有効なはずです。
しかも米の乳酸菌ですから、土壌改良にもなるはずです。
とりあえず、これからソラマメと玉ねぎを植えますので使ってみますが、ほうれん草も土壌に問題がなければこんなにも肥料なしで大きくなるのです。
この場所は水路の土手で耕起はできませんし、もちろん石灰などは撒いていません。
土壌改良がうまく行けば、私の栽培技術が1ステップあがります。