今年も有難いことに柚子が豊作でした。
でも、たくさん生るのは嬉しいですが、その処分に困ることも多いです。
そこで考えたのが、少しづつ収穫して加工する方法。
もちろん、使い切れない分は欲しい人にあげるのが一番ですが、それでも大量に余ってしまうのが現実です。
柚子は、ミカンのようにそのまま食べられるわけではありません。
皮を乾燥させて陳皮にしたりするのも良いですが、その手間が半端ではありません。
なので、ジャムや黄金煮にするのが一般的です。
いずれにせよ、柚子は香りは良いけれど、食べるにはとても面倒なものです。
残りは50個くらい
さて、我が家の柚子は一昨年まで剪定をしていませんでした。
そのせいか、200個以上の年があったり、4~5個という年が交互にきていました。
それが剪定を始めると一変、今年は昨年に続き100個くらい生っています。
やはり剪定の効果は絶大なようです。
既に30個ほど欲しい方に差し上げましたが、我が家の分はジャムと黄金煮用に15個ほど加工しました。
残りはどうするか。
柚子は寒さに強いので、霜が何回か降りてもさほど傷みません。
さすがに本格的な寒さが来てしまうとダメですが、12月上旬までに収穫すれば問題ないように思います。
なので、一時に収穫せず、天気の良い日に少しづつやっていきたいと思っています。
用途と保存方法
柚子の保存をするには、まず用途を考えなければなりません。
以下は我が家の例です。
1.薬味に使う
生の皮をみそ汁とか漬物に使う程度なので、3個もあれば十分です。
2.ジャム・黄金煮にする
加工するとかなり減量しますが、大量にあると下処理を含めるとかなり時間がかかります。
3.絞ってジュースにする
柚子はミカンのように絞ってもあまり汁は出ません。そのため貴重なものではありますが、ポン酢に使ったりする程度で消費量はさほどではありません。
私はジャムを作る際の酸味料として重宝していますが、使う量はこれも少ないですね。
4.柚子風呂用に生で保存
傷がついてしまったり、玉が小さいもの、加工しきれなかったものを最後に使います。
加工スケジュール
薬味や柚子風呂などに使う分は少量で良いので問題はないのですが、問題はジャムと黄金煮です。
ジャムづくりは、細く切り刻んで最低でも3回は茹でこぼさないといけませんから、量が多いと非常に大変です。
黄金煮はジャムよりも簡単ですが、コトコトと煮詰めないとならないのでこれも楽ではありません。
ならば少しづつ作るようにしてはどうかと思ったわけです。
例えば、ジャム用であれば5個くらいを採取し、下処理(茹でこぼし2回)まで行い冷凍にする。
ジャムにするときは1回だけ茹でこぼすだけなので、簡単です。
同じように、黄金煮も5~6個くらいを下処理をして冷凍する。
残りが50個くらいあるかも知れませんが、もし途中で寒さが来てしまったら諦めれば良いだけです。
ま、そんな感じで良いかと思っています。
この方法のメリットは、大量に作り置きしないので、無理に食べる必要はないだけでなく、ジャムや黄金煮の瓶が冷蔵庫を独占することもありません。
あと、冷凍すると苦みが減るだけでなく、皮が柔らかくなるようです。
つまり、食感も良くなりますので一石二鳥。
柚子は何かと手間がかかりますが、時間のある人間にとってはむしろ好都合。
こんなことをやっていれば呆ける暇はありません。