今朝はYouTubeを見ていたところ、たまたま竹内孝功さんの動画が目に入りました。

私は、竹内さんの著書である自然菜園(農文協)を数年前に購入して以来、ずっと参考にさせてもらっていますが、YouTubeをやっているとは知りませんでした。

この本の特徴は、何と言っても情報量の多いことで、これ一冊あればたいていの疑問は解けます。

買っておいて損のないものです。

自家採種で気候変動に対応できる?

さて、そんな竹内さんの動画は自家採種です。

タイトルは、「自家採種を続けることで起きるすごい事」。

要約すると、毎年自家採種をしていけば、昨今の異常高温に対処できること。

単に新しい種にする話ではなく、野菜も気候の変化に対応してきているらしいのです。

その証明として、実際にナスで比較栽培をしています。

確かに漠然と自家採種が良いと思うよりも、その理由を知れば何が何でもやらねばと思ってしまいますね。

今年の自家採種

一応、私も自家採種はできるだけやっていますので、いくつかご紹介します。

(毎年自家採種している野菜)

ソラマメ サヤエンドウ インゲン サトイモ 万願寺唐辛子

サトイモは、今年から親芋を使うようになって良くなり、他のものも例年出来が良いです。

これは万願寺唐辛子ですが、8月までは樹ばかり大きくなってダメかと思いました。

ところが、9月近くになって盛大になり始め、今では食べきれない状況です。

(自家採種できていない野菜)

しかし、うまく行かないものは以下の通り。

キュウリ・ナス・トマトなどは、固定種の種を買って育てているのですが、食べるのがやっとで自家採種までできていません。

キュウリは、今年も加賀節成と四葉きゅうりの2種類を作りましたが、昨年自家採種した種を使ったところ苦かったので今年は購入した種を使っています。

なお、今年の場合は四葉きゅうりは良かったものの、節成きゅうりはたくさん実を着けるものの途中で腐ってしまいました。

これは植えた場所による違いだけでなく、夏の高温が原因だったのかも知れません。

トマトに関しては、大玉は良かったものの、中玉・ミニは実割れと腐れが出てしまいました。

ナスは、どういうわけか樹も大きくなりませんので、種取りどころではありませんでした。

(現在種取り・予定している野菜)

現在種取り中、予定しているのは

万願寺唐辛子 カボチャ ピーマン のらぼう菜 黒豆

万願寺唐辛子とカボチャ(鶴首カボチャはこれから)は既に採種が終わり乾燥中です。

ピーマン

鶴首カボチャ

黒豆

まとめ

自家採種の効果は、実感として分かっていたつもりですが、昨今の気候変動に対処できる可能性が高いことまでは認識していませんでした。

例えば、のらぼう菜は2022年の自家採種の種を使っていて、ナスやピーマンは昨年購入し、余った種も使っているわけです。

発芽に問題はなく、順調に育ちましたが、もしかするとこれが出来不出来の要因の一つかも知れません。

とすれば、種の寿命を考えず最新の種を使うのが無難。

これからは、使いきれなかった種は捨てることにします。