我が家の庭は狭いですが、たくさんの樹木を植えています。

梅や柿、プラム・柚子・ぶどうなどの果樹。

それと、目隠しとして植えたサザンカ・金木犀・楓等々です。

しかし、これまではろくに考えもせず、大きくなったらバッサリと切ってしまっていました。

しかし、それでは花は咲かないし、果樹は毎年実をつけてくれません。

なによりも、いい加減な切り方をしていると木はだんだんに元気がなくなってくるのです。

中には枯れてしまうものもあります。

これは何とかしなくてはいけないなと思っていたところ、一昨年の1月に「野菜の垂直仕立て栽培」という本に出会いました。

一通り読んでみて、植物に対する考え方が大きく変わりました。

植物ホルモンについてもそうですが、枝の切り方、つまり剪定の仕方が目に鱗でした。

まだ十分に理解できているわけではありませんが、時々読み直しながら野菜の栽培をしています。

同時に、果樹の剪定も見よう見まねで始めました。

最初は、長年実を着けていなかった梅からです。

予想通り、翌年は花が咲き少し実をつけてくれたので、やはりこの方法正しいのだと確信し、昨年は庭に植えてあるすべての木を剪定したところです。

以下、2023年4月20日の現状報告です。

サザンカ

サザンカは、家の周りに何本か植えてあるのですが、これは玄関先にあるものです。

以前は、2mくらいの高い大谷石塀があったので、前の家の目線が気にならなかったのですが、2011年の大地震で倒れそのままなのです。

そのため、目隠しの必要性が出てきたわけです。

もっと大きくなれば、かなりの目隠しになるはずですから。

まず、昨年3月に透かし剪定をしてもさほど成長は見せませんでしたが、11月になり花が盛大に咲き始めました。

これは剪定の効果でしょうか。

今年も3月に剪定を行ったところ、今度はすごい勢いで新芽が出てきて驚いています。

茶色いのが新芽です。

ほかのサザンカも同じようで、今年中に目隠しの目的は達成されそうです。

梅は剪定したおかげで、今年はかなり花が咲きました。

いまのところ南高梅はたくさん実をつけていますが、白加賀は数えるほど。

花はたくさんつけたのですが、さてどうなりますか。

いずれにせよ、状態は良いので問題はありません。

背丈は、倉庫の屋根を超えるくらいまで大きくしたいと思っています。

プラム

プラムは、ソルダムと大石早生など3本を植えてあります。

花が咲いたのはこの1本だけですが、ほかの2本はまだ2年目なので咲いていません。

今年は昨年以上に多くの花が咲いたので、当然たくさん実もなるとは思いますが、背丈も大きくなったので日陰にもなりそうです。

剪定の仕方は、ここでも立ち上がる枝を残し、横や下に出る枝を切っています。

右端がソルダム、その左がキンカンです。

どちらも、もっと大きくして日よけになるようにしたいですね。

今年の夏も暑そうなので・・・

これだけたくさん植えても密集感がないのは、垂直仕立て栽培の大きなメリットです。

柚子

昨年は隔年(ならない年)だったのですが、透かし剪定の効果が出てたくさんなってくれました。

そこで、今年の剪定は軽くしました。

柚子の場合、昨年ならなかった枝先に実をつけるので過度の剪定は禁物のようです。

写真で分かる通り、徒長枝が盛大に伸びています。

でも、道法さんはこれを切ってはいけないと言っています。

一般的には切るのがセオリーのようですが、どちらのやり方が正しいかは結果を見れば明らかです。

桃と山椒

最後に、これから大きくしたい木をご紹介します。

桃と山椒です。

昨年の秋に種を蒔いた桃が芽を出しました。

蒔いたのは5個だったと記憶していますが、芽が出たのは3個。

そのうち1個は貧弱なので、最終的に2本を育ててみようと思っています。

山椒の方は、塀際に芽を出していたものを鉢に植え直しました。

今年1年は鉢で育て、来年は地植えにしたいと思います。

こんなことを一年中していると、あっという間に時が過ぎてしまいます。

私にとっては、植物を育てるのが一番性にあっているような気がします。