今日は大晦日、このまま何ごともなければ無事に年を越せそうです。
幸いにも経済的に困窮することはなかったですが、かといって豊かな生活が送れたわけでもありません。
食べ物・着るもの、そして光熱費など徹底した節約をせざるを得ない一年でした。
生活に必要な全てのものが高騰し、都会ではキャベツが1個500円などと言う話も聞こえて来ます。
もしかするとこんな世の中がいつか来るのではないか、と思っていたのですがやはり現実となってしまいました。
ただ、私はこんな時のためにエネルギーは太陽熱を10数年前から積極的に使っていたり、わずかな土地でも野菜が作れる垂直仕立て栽培をやっています。
おかげで出費は最小限に抑えることができ、年金でも何とか暮らせる生活がまだできています。
しかし、私のような節約している人間が生活困窮に陥るとき、世の中は悲惨なことになるはずです。
決してそのようなことが起きないことを祈りますが、来年は政治経済の大きな分岐点になるでしょう。
少なくとも、こんなろくでもない政治家は排除しましょう。
更に、世界情勢が不穏ですからもしかすると戦争に巻き込まれることもあり得るかも知れません。
平和で豊かな日本を立て直すには2025年が勝負の年と言えそうです。
救いは、こんな腐った世の中を変えようと立ち上がった人が増えてきていること。
先の衆議院選挙で自民党が大敗しましたが、来年はさらに政治は混沌としていくはずです。
しかし良い世の中になるのはもう少し先、この期間を耐え忍びお金を極力使わないこと。
今は我慢の時、したたかに生き延びていきたいものです。
垂直仕立て栽培 2024年振り返り
さて、2024年の垂直仕立て栽培はステップの年だったような気がします。
2021年の2月から初めて4年目。
ようやくそのコツが分かりかけてきました。
3年目までは、土の状態や天候、さらには栽培の基礎知識の欠如などで成功と失敗の繰り返し。
しかし、今年は大玉トマトは大成功でしたし、キュウリも大豊作とまでは行きませんでしたが、不足するようなことはありませんでした。
スイカもリベンジを果たし、美味しく食べることもできました。
一年を振り返って、出来の良し悪しはあるものの全くダメだったと言うようなものはなく、イマイチだったものがいくつかあった程度です。
なので、垂直仕立て栽培の技術は確実にステップアップしたと言えそうです。
イマイチだった野菜は、その原因を概ね掴んでいるので来年はたぶん克服できると考えています。
以下振り反ってみましょう。
大成功した野菜
大玉トマトは苗から仕立てたものですが、非常に良くて来たと思います。
ただ、管理が上手くなかったせいで、あまりにも繁茂し過ぎてしまったことが反省材料です。
肥料を使わないのに大玉トマトができる。
しかも味が抜群ですから、一度覚えたら止められませんね。
キュウリは、暑さに弱いせいか良品は少なかったですが、量としては十分に採れました。
インゲンは昨年に自家採種をしたものを使っています。
病気はまったく出ず、これも自家採種の威力なのでしょうか。
スナックエンドウやキヌサヤも大豊作でした。
これも自家採種の種を使っていますが、正直あり得ないほどの収穫でした。
しかも長期間にわたり楽しめました。
いずれも売りたいほど採れるので、もはや買うことはなど考えられませんね。
サツマイモの場合は、4年間一度も失敗はありません。
蔓も盛大に伸びますが、蔓ボケの心配は全く必要ないようで、垂直仕立て栽培の威力には驚きしかありません。
サトイモの垂直仕立て栽培はこの3年間イマイチでした。
できることはできるのですが、イモが小さく数も少なめ。
そのため、今年は親芋を使ったところ大豊作、やはり親芋を使うべきことを実感しました。
肥料を全く使っていないのにこの収穫量、驚きです。
次にスイカですが、昨年は途中で大失速してしまったので、今年は日よけをしたりして管理を強化しました。
その結果、数は少なかったものの美味しいスイカができました。
スイカを作るのは、難しそうに見えて意外に簡単なようです。
垂直仕立て栽培のスイカは、甘さも歯触りも一級品です。
カボチャは強いので栽培はさほど難しくはありません。
しかし、最近は味の方が今一つと感じていたので、今年は品種を変えましたがやはり同じでした。
見た目は良いのですが・・・
カボチャの栽培は場所を取るので、来年はもしかすると作らないかも知れません。
次にネギです。
これはトロトロネギですが、ネギは日当たりの良い場所に植えておくとこんなに大きくなります。
病気も出ないし、作るのも簡単。
ただ植えておくだけです。
丸レタスの栽培は、自然農法では難しいとされますが、垂直仕立て栽培なら台所の水切りネットを使えば簡単にできることが分かりました。
もちろんリーフレタスもできます。
問題は、アブラムシが着きやすいのでブラシなどで時々駆除する必要があります。
これは食用菊(もってのほか)ですが、苗を貰って3年目です。
毎年大豊作なのですが、今年も凄かったですね。
ラディッシュは廃物利用のプランターで作りました。
このような土の少ないところでは、ただ葉を上向きにしても大きくならないので、生ごみたい肥を少し使いました。
これは黒豆です。
自家採種の種(頂き物)のせいか、こんな条件の悪いところでももできました。
ただ、量が少なかったので来年の種用に残しました。
今年一番の出来は大根でしょうか。
宮重大根、方領大根、ホワイトスティック、聖護院大根は良くできました。
イマイチなのは三浦大根ですが、これは来年良くできるようにしたいと思います。
方領大根
ホワイトスティック
鶴首カボチャは、グランドカバープランツとして4株作りました。
想定通り、法面一帯を覆いつくし雑草の抑制に貢献くれただけでなく、実もたくさんつけてました。
調理方法に苦慮していたのですが、ポタージュスープや甘辛焼きが美味しいことが分かりました。
西洋カボチャよりも保存がきくのは嬉しいですね。
イマイチだった野菜
さて、イマイチだった野菜を考えてみます。
まずはジャガイモですが、昨年も出来が悪かったので種芋を買わずに残っていた芋を使いました。
ジャガイモだけ上手く育たないので、土壌に何か問題があるのかもしれません。
結果は昨年よりもましだったので、来年も同じようにして徐々に改善していければと思っています。
これは春先に作ったミニ白菜ですが、写真を見る限りさほど悪くはありません。
問題は虫がつきやすいことと、バラツキが大きいことがイマイチの理由です。
しっかりとした苗づくりと防虫対策が必須なようです。
ブロッコリーはもうちょっと大きくなって欲しかったですね。
場所が悪いのか、イマイチ大きくなりませんでした。
春まきキャベツはまずまずうまく行きましたが、秋のキャベツが結球が十分ではありません。
まぁ、春作が良いことで良しとしましょう。
マクワウリ・ニューメロンは土手に植え、良くできたもののなぜか味がイマイチ。
来年はもう作りません。
トウモロコシは畝の間(ライ麦を蒔いてあった)に蒔いたところ、これが結構育ち、実は小さいながら美味しく食べられました。
肥料喰いの代名詞のような野菜ですが、垂直仕立て栽培ではそのような心配はないようです。
以上、他にもイマイチな野菜はありますが切りがないので止めます。
果樹はどうだった
果樹は、今年の異常な暑さのせいなのか分かりませんが、良くできたのはデラウエアだけでした。
巨峰はそこそこの出来でしたが、来年に期待です。
イチジクはまずまず収穫できました。
梅・スモモは全く振るわず、柿、柚子・キンカンも一応なりましたが、数が少く残念な結果でした。
やはり、今夏の異常高温の影響ではないかと思われますが、いずれにしても剪定をしっかりやって来年に備えようと思います。
まとめ
垂直仕立て栽培の4年目が終わりました。
振り反ってみるとうまく行かないことは少なかったように思います。
うまく行かない原因は、垂直仕立てのやり方が悪いのではなく、排水や日照の関係が大きいような気がします。
また、種の蒔き方や苗づくりが良くなかった面もあるので、基本的な部分も見直しました。
来年は、日照との関係をきちんと見定め、無理な栽培をしないようにしたいと思っています。
また、栽培品種も暑さや病気に強いものを選ぶことで、より確実に収穫が得られるはずです。
来年もまた良い年でありますように祈念して今年の最終投稿とします。