春に蒔いたキャベツがだいぶ丸まってきました。
一時は青虫にやられ、どうなるかと思いましたが、防虫ネットを被せて防御したところ何とか復活できたようです。
外葉はかなり虫に喰われていますが、中心部分はほぼ喰われておらず丸まってきています。
6月25日撮影
もしも外葉が虫に喰われなければ、今頃は収穫間近だったと思われますが、ここまでくれば何とか大丈夫でしょう。
いずれにせよ、今回はキャベツを栽培するうえで分かったことがありました。
以下、説明いたします。
垂直仕立て栽培は虫が来ないは本当か
垂直仕立て栽培にすると、植物ホルモン(エチレン)が活発に発散されるので虫が寄り付きにくいとされています。
キャベツに関しては何度も作っていますので、ある程度分かってきたことがあります。
今回もそうでしたが、確かに初期のころは全くいませんが、後半は油断しているとかなり虫にやられてしまいます。
以下の写真をご覧ください。
これは5月23日に撮影したものです。
4月11日に定植したもので、1.5カ月ほど経過しています。
株の状態は良く、ほとんど虫に喰われていないことが分かります。
しかし、5月23日では以下の写真のようにかなりやられています。
油断をしていたわけではないのですが、たった一晩でこの状態にされてしまいました。
青虫の食欲恐るべし!
なので、防虫ネットを急遽かけましたが、産み付けられた卵が後から孵化するので一日に何度も見回って駆除しました。
その甲斐あって、最近ではほとんど見かけなくなりましたが、まだまだ油断はできません。
虫が来た原因は?
今から考えると、米糠をまいたのが原因かも知れません。
隣にニラを植えてあるのですが、上の写真でもわかるように米糠をまいています。
あくまでも仮定の話ですが、これが原因であった可能性が高いです。
しかしながら、元肥もなにも施していないでここまでになりますから、正しい垂直仕立て栽培ができるようになれば防虫ネットが必要なくなる可能性は十分あります。
実際、最初にキャベツを作ったときは、最後のころに少し喰われただけでした。
違いを考えてみると、米糠くらいしか考えられません。
なお、垂直仕立て栽培においては、肥料は全く要らないことは本の中で繰り返し述べられています。
むしろ、肥料を使ってはいけないとまで言っているわけです。
道法氏は、土壌改良するなら石を入れろと言うくらいですから、これまでの常識とはかけ離れた栽培法なのです。
半信半疑ながら、素直に言われた通りやっているうちはうまく行きます。
しかし、ある程度慣れてきて、今回のように米糠などを使うと途端に虫にやられて失敗する。
ま、失敗も重要なことですが、できればしたくありませんよね。
私の垂直仕立て栽培の技術はまだ発展途上ですが、失敗を積み重ねればいずれ上手くなれるはずです。
そのためには、気になったことは記録していくことが重要と考えています。