今回はライドシェアについてです。
これが何のことか分かりますか?
日本語ならどんなものか想像できますが、カタカナだと何を言っているのかすぐには分かりませんよね。
ライドシェアリング(英語:Ridesharing)とは、ウェブサイトやモバイルアプリを介し、専用の貸切車両を運転する運転手と乗客をマッチングさせるサービスとなり、タクシーとは異なり、路上から合法的に呼び止めることが出来ない車両である。ライドシェアリングカンパニー、交通ネットワーク会社、ライドヘイリングサービスとも称され、専用の車両はアプリタクシー、eタクシーの名で知られており、日本では「ライドシェア」の名称で知られる[1]。
ライドシェアリングの合法性は国や管轄地域によって異なり、フランス、ドイツ、デンマーク、オランダ、ギリシャ、ブルガリア、ハンガリー、モロッコ、トルコ、ルーマニア、韓国、タイなどの国々ではサービスが行われたものの、各種問題が表面化したことで完全に禁止され、違法なタクシー事業(白タク)とみなされている地域もある[2]。規制には、ドライバーの身元調査、運賃、地域内のドライバー数の上限、保険、免許、最低賃金などの要件が含まれる。
早い話が白タクです。
白タクとは、営業許可を得ずに自家用車で営業をしている違法タクシーのこと。
ところが、これを大阪維新の会が大阪万博にかこつけて積極的に推進しているわけです。
大阪でまずやって、全国に普及させる魂胆なのでしょう。
以下、大阪府市第2回ライドシェア有識者会議のニュース。
自家用車で人運ぶ“大阪版ライドシェア”万博含む1年間、変動制運賃など骨格案固まる
大阪府と市が導入を目指す「ライドシェア」の骨格となる案が14日、決まりました。今後、府市は制度の詳細を決めるとともに、国土交通省に対して許可を得るための協議を進める方針です。
一般のドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ、こうした行為は、現在いわゆる「白タク」とされ認められていません。大阪府と市は「ライドシェア」として導入を目指し、2023年10月から議論を進めています。
14日、大阪府と市の会議が開かれ、導入を目指す「ライドシェア」の方向性を示した”骨格”となる案が決まりました、具体的には。 ▼区域は大阪府内全域 ▼期間は大阪・関西万博の開催半年前(2024年秋)~万博終了までの約1年間 ▼実施主体はタクシー会社のほか、タクシーと同等の運行管理体制を確保できる新たな事業者も参入可能 などとなっています。
しかし、これに対して批判のポスト。
前回は呼ばれていた、タクシー協会・業者は排除され、維新の息がかかった特別顧問や、ライドシェア業者ばかりを集め結論ありきの茶番有識者会議で強引に白タク推進を図る #大阪維新の会 府市政。
まるで独裁国家の様相💦
なになに、有識者会議にタクシー協会・業者を呼ばないってどういうこと?
早い話、タクシー業界から反対されているので呼ばなかったのでしょうか?
凄いですね、大阪は。
ライドシェアは問題だらけ
しかし、このライドシェアはもともと問題が多く、日本だけでなく海外でも禁止されているいわくつきのものです。
最近でも、日本でこんな事件が発覚しました。
中国人観光客を相手に料金をとって自家用車で客を運ぶいわゆる「白タク」行為をしたとして中国籍の男が逮捕されました。
金亮(きん・りょう)容疑者(30)は6月、中国人観光客2人から料金をもらう契約をし自家用車で東京・港区のホテルと銀座の間を往復した道路運送法違反の疑いがもたれています。
金亮 容疑者(30)
警視庁によりますと、金容疑者は中国のSNSで客を見つけて銀座などの観光地に連れて行き、乗車料金およそ3万4000円を中国元でもらう契約をしていたということです。
情報提供を受けて警戒していた警察官が白タク行為をする金容疑者を見つけ逮捕に至りました。取り調べに対し「2022年の年末から白タクをやっている」と容疑を認めています。
出典:ヤフーニュース(テレ朝)
中国では白タクは当たり前のようで、私も数年前、上海に中国人の取引先と行ったときに営業車が見つからず利用したことがあります。
その時はトラブルはありませんでしたが、ぼったくられる話も聞きました。
怖いですよ。
以下、白タクとはからの抜粋です。
メリット・デメリットは当然ありますが、そんなことよりも普通に考えて犯罪の温床になりかねないと思います。
営業車だから安心して乗れるわけで、特に夜はどこに連れていかれるか分かりません。
江戸の昔から、同じようなことがあって規制が厳しくなってきた歴史があるわけです。
来人足業は、農家の助郷役として行なわれていたが、代銭納が増えたことで人足が不足となった。そのため江戸幕府は1686年(貞享3年)に、出所の知れた浮浪人に限って人足とすることを許可している。これらは宿場人足と呼ばれ、親方の下である程度の統制を受けたが、そこに混じって出所の知れないモグリの宿場人足が横行した。
これらモグリの人足の中にはたかり・ぼったくり・窃盗を行なうタチの悪い無頼の者も多かった事から、蔑称として用いられるようになった。もちろん、風雨や危険な山道を省みずに昼夜問わず駆け抜けて旅行者を安全に輸送した善良な雲助も大勢存在し、江戸時代を通じてこうした雲助が、道中の安全な移動を支えてきたのも事実である。
現在ではいわれのない侮辱を与える言葉として忌避されている一方で、悪質な運転をするタクシー運転手や路線バス運転手を嘲る時の軽蔑語としても使われることがある。
出典:ウィキペディア
規制を緩くして、犯罪が横行したらどう責任取るのでしょうか。
ライドシェア推進派はこんな人たち
そもそも、白タクを違法にしているのには歴史的な背景もありますが、世界でも多くの国々が禁止しているわけです。
一方、ライドシェアを推進しているのがこの面子。
かつての小泉政権時代から、規制緩和を言い続けている左端のお方、竹中平蔵です。
それだけでも止めておくべきだと思います。
ろくなことありません。
利権 利権 利権!!!
結局、グローバル企業による利権が背後にあるわけです。
その筆頭はソフトバンクですか?
ちょっとがっかりですね、孫さん。
全くいかれた連中です。
でも、ここまで暴露されてくると赤信号でしょう。
大阪万博そのものがどん詰まりで、開催できるかどうかも怪しいものです。
カジノをやりたいがために大阪万博を開催、ついでにライドシェアも解禁と目論んできましたが、そろそろ万事休すとなりそうな気配ですね。