お盆も過ぎたところで、ブドウが収穫時期となりました。

カミキリムシの被害も最小限でしたので、結果は上々です。

3年前の春、デラウエア・巨峰・藤稔の3本を購入して植えたのですが、藤稔を除き実をつけました。

デラウエア

中でもデラウエアは、植えた場所が良かったのか、道法スタイル(もどき)したからなのかよく分かりませんが、翌年の春から凄い勢いで成長し、実をつけました。

今年も同じように成長著しく、たくさん実をつけています。

素晴らしいですね。

私の場合、野菜は垂直仕立て栽培をやっていますが、ブドウのやり方は分かりません。

ですが、ブドウは蔓性の植物なので、一定方向に誘引して行けば良いのではないかと思ってやっているわけです。

もちろん、肥料は一切使ってはいません。

剪定も良く分からないので、伸び過ぎた蔓を切るくらいです。

でも、ブドウは旺盛にツルが伸びるのでけっこう切ってはいますが・・・

また、摘花・摘果も全くしていませんから房が不ぞろいなものばかりです。

そして、ジベレリン処理をしていないので種があるものの、味はすこぶる良いので満足しています。

いずれ技術的な問題が解決すれば、もう少し良いものができるとは思いますが、ここまでになれば今のところ十分です。

巨峰

次に巨峰ですが、当初から勢いは良かったもののデラウエアのように実はつけませんでした。

そもそも、2年目に実を着ける方がおかしいのですが、3年目の今年はめでたく実をつけました。

とはいえ、それほど立派なものではありません。

しかし、まぎれもなく巨峰です。

しかし何といっても無肥料ですから、このようになるのが不思議なくらいです。

一番大きな房の一粒食べてみましたが、非常に美味しい。

ま、売っているもののように粒は大きくありませんが、これは致し方ないところです。

そこそこ大きくなったのは一房だけで、他のものは房も粒も小さかったりしています。

摘花も摘果もしていないので、ばらつくのは仕方のないところ。

来年は樹がもっと大きくなるはずですから、もう少し大きな実をつけるのではと期待しています。

ただ、どのように枝を伸ばしていくか思案中。

場所が狭いだけに難しいのです。

藤稔

さて、最後に調子の悪かった藤稔ですが、ここにきてだいぶ盛り返してきました。

枯れてしまうのではないかと、一時思ったこともありましたが大丈夫なようです。

急に伸びた理由は?

その秘密は、鉢に軽石を載せているせいかもしれません。

プランター栽培・道法スタイルでネット検索すると、でてきたのがこの情報でした。

かなり不確かな話ですが、簡単なことなのでやってみたわけです。

ところが、このように元気に育ち始めました。

偶然そうなったのかも知れませんが、特に肥料も与えていないので、軽石を置いたことぐらいしか理由は見当たりません。

考えてみると、鉢の上に軽石を置くことにより乾燥を防げるメリットはあります。

春先なら保温にもなるかもしれません。

これまでとの違いは、脇芽もかなり出てきていること。

先端も支柱を大きく超えてきていますから、近いうちに誘引をし直すことにします。

鉢植えでも無肥料栽培ができたらうれしいですね。

まとめ

豊かな暮らしとは何だろうと思うとき、私は野菜だけでなく果物が庭先で獲れることを思い浮かべます。

そのために、いろいろな果物を作っているわけです。

ただ、ここは関東の北部で冬は寒いですから、マンゴーとかレモンなど南国の果物は無理としてもブドウは簡単に作れるわけです。

ただ、棚を作り、肥料や農薬を使って作っても面白く感じません。

そんな場所も無いですし。

しかし、無肥料・無農薬栽培の道法スタイルならそれが実現可能です。

ブドウは、デラウエア1パック買えば500円はするでしょうし、巨峰なら千円では買えません。

ですが、庭先でできるならお金は気になりません。

手間はかかりますが、定年後にはちょうどいい遊びかも知れません。