このところ寒い日が続き、いよいよ本格的な冬が近づいています。
いよいよ冬対策ですが、リビングなどはストーブなどで暖房すればいいのですが、寝室の暖房器具選びはとても難しいのではないでしょうか。
私もすでに高齢者の仲間入りをしていますから、夜間にトイレに何度も立つのは当たり前となってしまいました。
寒いところにトイレは辛いです。
そのため、寒い夜はオイルヒーターを使って暖房しています。
電気代がかかるので、できれば暖房器具は使いたくないのですが、ヒートショックになりかねませんので止むを得ません。
転ばぬ先の杖と言うところでしょうか。
また、寒いからと言ってあまり毛布などをたくさん被ると重いだけでなく汗をかいたり、風邪をひいてしまいます。
なので、やはり室温をあまり下げないで寝るのが一番ですし、起きるのも楽で快適です。
ただ、電気代を心配される方も多いと思うので安く済む方法をご紹介します。
オイルヒーターでヒートショック防止
我が家の1階は、太陽熱による暖房がメインですが、太陽の出ないときや温度が十分でない時には石油ファンヒーターや石油ストーブを使います。
エアコンは暖かくないのと、電気代が大変なので使いません。
一方、2階の寝室ではオイルヒーターを使っています。
オイルヒーターは、スチーム暖房のオイル版で、オイルを電気で温めその輻射熱で部屋を暖める方式です。
輻射熱ですから空気はあまり温まりませんが、体にはジワリと入り込み温めてくれます。
空気を汚しませんし、非常に健康的な暖房方法です。
ただ、一般的には安全な暖房器具であるけれど、温かくないとよく言われます。
たしかに、パンフレットに載っているような使い方では、2KWくらいでガンガン温めないと無理でしょう。
でも、6畳くらいの寝室なら200~300Wで十分なのです。
できれば、窓から熱が逃げないように対策しておけば良いでしょう。
私の経験から言うと、オイルヒーターを弱くつけているだけで、外気温が氷点下10℃になっても室内は10℃以下にはまずなりません。
普通の寒さであれば15℃前後はキープできるはずです。
具体的に電気代を計算してみましょう。
タイマーを使って、朝方の一番冷える時間帯だけにすればさほどかかりません。
起床時間にもよりますが、午前2時から7時まで使っても5時間、1時からなら6時間です。
今は電気料金が高いので心配ですが、仮に37円/1KWHとすると
200W 5時間なら37円×5Hr/5 37.0円/日×30日=1,110円/月
300W 5時間なら37円×6Hr/5 44.4円/日×30日=1,332円/月
たぶん、寝室に暖房を入れるほど寒いのは12月から2月の下旬くらいまでではないでしょうから、
多く見積もっても3カ月間程度です。
つまり、4千円前後、多くても5千円以内で収まるはずです。
ま、そんなに無理しなくても1万円を考えておきましょうか。(笑)
なお羽毛布団は暖かいですが、何万円もしますからそう簡単に変えませんし、室温は上げることはできません。
何度も夜中にトイレに行くのは高齢者にとって極めて高いリスク、ヒートショックを積極的に回避すべきだと思います。
長年使ってみて思うのは、喉が渇かないので非常に快適なこと。
しかし、これからオイルヒーターを買うのはちょっと考えた方が良いかも知れません。
パネルヒーターがお薦め
と言うことでオイルヒーターを一押ししてきましたが、20年近く前の物なので錆が目立ってきました。
実はもう一台オイルヒーターがあるのですが、マイコン操作で非常に使いづらいので全く使っていません。
そのため、新しく買い替えようと思って調べたのですが、残念ながらこの製品のように小出力で使える製品が見当たりません。
私の調査不足で見つからないのかも知れませんが・・・
以下の製品は、現在使っているものと同じ1200Wですが、切り替えが3段階(500/700/1200)しかありません。
現在使っているものは、600W×2の1200wですが、オレンジ色のダイヤルを回せば連続的に調整できるようになっていますから、好みの出力で使うことができます。
つまり、100Wでも使えるわけです。
新しい製品は最低でも500Wですから、これではちょっと電気代がかかりすぎと感じてしまいました。
と言うことで、次に買うならオイルヒーターは諦めてパネルヒーターにしたいと思っています。
パネルヒーターは、以前フランス製のものを使っていましたが、高かったのに10年も持たずに壊れてしまい修理もできませんでした。
そのため、海外性はもうこりごりなので日本製で探したところありました。
群馬県の会社が作っている信頼性の高い製品です。
孫が生まれたとき、安全のために買ったものでもう12年。
リビングや寝室で夜間使っていますが、まったく問題なく使えています。
最大1000Wですが、250Wづつ使え、とても省エネな製品ですが、問題はお値段。
5万円以上しますから、もう一台とはなかなかいきません。
そこで、寝室には400型にしようと思っています。
普段は200Wにして、よほど寒い日には400Wにすれば快適に眠れます。
繰り返しになりますが、寝室は夜中に目が覚めても顔がひんやりしない程度の暖房で十分です。