今年のナスは、直播をしっかりマスターしたいと思っていたわけですが、残念ながらうまく行きませんでした。
そのため、6月27日にナス苗を3本購入して植えたわけです。
その後どうなったか。
千両2号
この場所は昨年もナスを作りましたが、日当たり・排水が良いせいか素晴らしい成長ぶり。
側枝もたくさん出ていますし、花数も多く、すでに実がなり始めています。
なお、垂直仕立て栽培では、枝は4本あるいは6本仕立てが良いとされていますが、私はこのレベルにはまだ到達していません。
たくさん枝が出てくると、どの枝を整理して良いのか分からず混乱してしまうのです。
何事も経験、今年はしっかり見極めたいですね。
次に長ナス。
これも植えてからまだ1か月、大苗だったこともありますが、まずまずではないでしょうか。
肥料を与えていればもっと早く成長する?
いや、そう単純ではないことは長年の経験から分かります。
下手に肥料をやると、木ぼけしたりしたりすることもよくある話です。
こちらは千両2号。
前の2本よりもやや精彩がないですが、花も咲いているのでそこそこ行くのではないかと思います。
植える場所がなかったのでキュウリの隣にしましたが、ちょっと密植し過ぎですね。
直播のナス
これは丸ナスですが、まだこんな程度。
南側に楓とナツツバキがあって日照が遮られるため、少しでも改善するよう2週間くらい前に枝を払いました。
諦めきれずにビニールマルチをしていますが、果たして成長してくれるのでしょうか?
最後に、ポット蒔きの苗を移植したものはどうなっているでしょうか。
本来ならもっと大きくなっていなければならないと思うのですが、残念ながらそうはなっていません。
でも、これまでの経験から、8月になるころには大きくなっている可能性は高いと思われます。
まとめ
ナスの栽培は肥料がたくさん必要、と言うのが一般的な考え方です。
私も野菜作りの本を買って勉強しましたが、必ずそう書いてあります。
なので、そのようにしないとうまくできないと信じてきました。
でも、そうではないことが「野菜の垂直仕立て栽培」を読んで実践すれば分かります。
土づくりは特に必要なく、排水の良い畝を作って苗を植え(種を蒔く)、支柱を立てて茎を麻ひもで縛るだけですから誰にでもできる栽培法です。
それでいてたくさん収穫できる。
そんな魔法のような栽培法が、垂直仕立て栽培です。
これはある意味、不都合な真実ですから、なかなか一般に知れ渡ることはありません。
なので、自分から情報を取りに行かなければ手に入りません。
やってみれば分かりますが、肥料・農薬を使わないことがこれほど楽で、美味しい野菜ができることに驚きます。
気づきは早いに越したことはありません。