つくづくこの国は狂っているなと思うのは、緊急事態になったら花農家にサツマイモを作らせるなんて本気で言っていることです。

馬鹿じゃないのと思うかも知れませんが、本当です。

緊急事態になったらサツマイモを作れ?

おいおい、工業製品じゃないんだからすぐにできませんよ。

まぁ、私も公務員でしたので政治家や官僚を少し知っていますが、驚くことに法律もろくに知らないんですよ。

だから、こんな緊急事態になったらサツマイモを作れ!なんて言い出すんです。

たぶん、この方々はサツマイモの葉を見せたらなんだか分からないと思いますし、作り方もできるまでの期間も知らないでしょう。

俺(国)が作れと言っているんだから、百姓はつべこべ言わずに作れ!

江戸時代と大して変わらないかも知れませんね。

さて、昨日は天気が良かったので、サツマイモとサトイモの収穫を行いました。

サツマイモ

サツマイモはまだ葉も緑ですが、先週試し掘りもしたところしっかりしたイモができていました。

長く続いた雨もようやく止み、土も乾いて収穫日和です。

今年の夏は昨年に増して気温が高く、また長く続きましたが、サツマイモは救荒植物と言われているだけあってあまり関係ないようです。

でもこれは、垂直仕立て栽培でなければここまでにはなりません。

あまりに蔓が伸びるので、2.1mの支柱ではどうにもならないので9月からは放置しました。

蔓ボケと思われるかも知れませんが、ちゃんとイモはできています。

それにしても、こんな狭いところでサツマイモができてしまうことに毎年驚いています。

6株でこれだけの収穫がありました。

上の写真では数が少ないように見えますが、イモがかなり大きいので豊作だと思います。

サトイモ

サトイモはすぐに掘らず、食べる時に順次掘ろうと思っていましたが、日陰で土がほとんど乾いておらずで急遽全部掘り上げました。

長雨のせいで、もしかするとあと1週間遅れたら腐ったものが出ていたかも知れません。

今年は親イモと小イモを半々で使いましたが、圧倒的に親イモを使った方が出来が良かったです。

こんなことなら、なんでもっと早く親芋を使えと最初から言わないんでしょうか。(言っている人は少数です)

不思議です。

結局、ここまで来るのに4年もかかってしまいました。

まとめ

垂直仕立てでサツマイモとサトイモを作り始めて4年、出来は年々良くなって、今年は一番良かったように思います。

特に、サトイモは親芋を使ったことで、収量が大幅に増えただけでなく玉も大きくなりました。

ここで気づいたことは、親芋が小さくても垂直仕立て栽培なら驚くほど大きくなること。

これは小さい親イモでしたが、2m以上になりました。

垂直仕立て栽培、恐るべしです。