小学5年生の孫(男)の視力が急に悪くなってしまった。

本が大好きな子で、毎週のように図書館から本を借りて読んでいるようで、どうやらそれが原因らしいと親は言っている。

もともと視力は良かったのだが、高学年になるにつれて1.0くらいまで下がっていたようだ。

私の見るところ、勉強する姿勢も悪くなったし、車の中で本を読んでいることもあった。

確かにこのような行為は眼には悪いことだけれど・・・

私も近眼で苦労したので、できれば孫にはメガネをかけないで人生を送ってもらいたい。

ところで、新型コロナが流行し、日々の行動制限されて2年半以上が過ぎます。

マスクをかけたり外したり、手指の消毒したりと、面倒なことばかり。

こんな生活で、子供たちだってきっと沢山のストレスをため込んでいるはずです。

そうそう、2ヶ月ほど前に彼はコロナに感染もしていますね。

視力が落ちたのは、もしかするとその後遺症かも。

ほかにも、人間関係とか様々な要因があるはずです。

メガネは人生の大きなマイナス

ただ、当面はこれ以上視力が下がらないようにしたいものです。

暗いところで本を読むと、さらに眼を悪くしてしまうので、私が使っている読書用のライトと同じものを買ってあげました。

私は強度の近眼ですが、最近小さい文字が見えずらいので拡大鏡か老眼鏡を使わなければダメかなと思っていました。

しかし、そのようなものは煩わしいのは分かり切っているので、その前に明るい読書用ライトを買ってみました。

これが大正解。

小さな文字でも、さほど苦にならず読めるようになりました。

私の場合は、中学1年生の夏から70歳になる今日までメガネのお世話になっています。

どれくらいの近視かと言えば、裸眼では人の顔も判別できないだけでなく、生活にも支障をきたすほどです。

眼鏡屋でこれ以上は矯正できないとまで言われたこともあります。

また、昔のメガネは高額で、大変な思いをして買っていました。

なので、眼鏡をかけることで良いことなど一つもありません。

視力が人並みであったなら、もう少し学業も良かったろうし、部活動(テニス)も自慢ができるほどの成績が残せたかも知れない。

たらればではなく、それほどに視力は大切なもので、人生を大きく変えてしまうものと思っています。

なので、視力が落ちたからと安易に眼鏡で矯正すべきではありません。

子供ならまだ人生は始まったばかり、大いに抵抗するべきです。

ストレスは眼の最大の敵

私の場合、中学一年の夏から急に眼が悪くなったわけですが、部活動の休憩時間に芝生に寝転んだ時、青空が眩しく目を開けていられない。

これが目の悪くなったサインでした。

視力が落ちたのは、本をたくさん読んだから?

と、良く言われました。

しかも暗いところで読んだ。

いやいや、そんなに読んでいませんよ。

それほどの勉強家ではありませんから。

で、眼科(専門ではない)に行って視力を測ると両目で0.5くらいしかない。

すぐに眼鏡を使い始めたけれど、視力は低下の一途を辿りました。

しかし、なぜこれほど急に悪くなったのか。

大人になって振り返ると、それは強いストレスではなかったか。

父はアルコール中毒で、酷くなったのは私が小学5年生のころからです。

普段は物静かで働き者の父でしたが、酒を飲むと人格が豹変し、暴れて、母に暴力を振るいました。

そんな日が月の半分くらいあり、恐ろしくて眠れない夜も多かったのです。

恐怖で夜中に家を逃げ出したこともあります。

それから学校では、6年生のときに担任の教師からいじめとも言えるような、読書感想文の悪い例で発表されたこともありました。

国語は常に5だったのですが、何が気に入らなかったのでしょうか。

この当時は、物静かで消極的な人間だったから揶揄われたのかもしれませんが、今でも鮮明に覚えているくらいですから、深く深く傷ついたのでした。

そして、父のアルコール中毒はさらに酷くなっていきました。

ただ、喧嘩は嫌いなのに、正義感ばかり強い性格も災いしたような気がします。

何ごとも、真正面から対峙するとストレスは溜ります。

心身症で眼が悪くなる

では、どうしたら視力を回復できるのでしょうか。

視力低下の原因を、ネットで調べると、今回のケースに近い記事を見つけることができました。

子どもの目の心身症 -心因性視力障害-

その一部を画像で転載しますが、詳しくは記事をお読みください。

現代のようにいろいろとストレスを感じる社会では、ストレスによる心理的な影響で、からだのさまざまな所に障害がでることがあります。これが心身症とよばれるものです。目の心身症の場合もいろいろな目の症状がでますが、いちばん多いのは視力障害です。目には悪い所がないのに視力が落ちたり、また近視、遠視、乱視などでメガネをかけても視力が良くならない小学生や中学生が増えています。

新型コロナが発生してから、もう2年半以上になります。

しかし、政府の無為無策もあって一向に収まる気配はなく、子供たちにもかなりのストレスが溜っているはずです。

親としては、子供たちの精神状態をきちんと見守る必要があると思います。

ストレスが原因で、目に症状があらわれるのが目の心身症で、眼心身症とよばれています。眼心身症は大きく分けて、ストレスが原因で自律神経のバランスが悪くなり症状がでてくるタイプと、ストレスをからだの一部に転換してしまうタイプがあります。

私の場合は、ストレスをからだの一部に転換してしまうタイプだったのでしょうか。

心因性視覚障害は目の心身症のひとつですが、なかでも最も頻度が高いのは視力の低下で、心因性視力障害とよんでいます。心因性視力障害の場合、近視や遠視や乱視があってメガネをかけても、メガネでは視力がでません。検査しても眼球自体には悪い所がない、このような視力障害は、小学生や中学生などの子どもに多くみられます。

最近の子供たちは、学校の他にも習い事が多く、ストレスばかりなはずです。

先日もスイミングスクールの昇級試験に落ちて叱られたようですから、さらにストレスが溜ります。

以前は、心理的ストレスと視力障害との関係がはっきりしているタイプが多かったのですが、最近では思春期に入ったばかりの子どもたちに、心理的な原因が必ずしもはっきりしているとはいえないタイプの心因性視力障害が増えています。視力障害は、0.4~0.6などの比較的軽い異常を示すことが多く、半数以上の子どもは本人が見えないことに気づいていません。学校の定期健康診断でみつかります。

心因性視力障害、これが一番該当しそうかな。

小学5年生ともなれば、体もどんどん大きくなり、知力も上がってきますが、悩みごと増えてくる時期でもありますね。

歳を追うごとに視力が良くなった

以上、ストレスは眼に悪いことが理解できたとは思いますが、その理論が正しいことを裏付けるような出来事を紹介します。

私は定年で42年間務めた県庁を辞めたのですが、辞める直前は肩の荷が下りたのか、とても爽やかな気分だったことを覚えています。

後輩から、どうしていつもニコニコしているのですかと聞かれたこともあります。

もう難しい問題に取り組まなくていいのですから、気分は最高でした。

そして、眼が良くなったとハッキリと認識したのは65歳ごろだったと思います。

それまでは、雨の夜道を運転するのは大変でしたが、全く苦にならないし、晴れの日は遠くまでキッチリ見えます。

同じ度数の眼鏡をずっと使い続けていますが、見え方が全く違うのです。

自動車免許の更新での視力検査は一発合格。

それまでは、いつもギリギリの合格だったのですから雲泥の差です。

やってはいませんが、裸眼でも生活はできそうなくらい。

個人事業主として再出発したのですが、全ては自己決定ですからストレスは全く感じません。

今でもそうですが、上手くいかないことが多いのになぜかストレスは感じません。

なるようになるしかない。

高校生の時に大好きだった曲、ビートルズのLet It Beのように。

組織と言うのは、いくら自分の考えが正しいと思っても通ることは少ないですから、知らず知らずのうちにストレスをため込んでしまいます。

自己決定なら、うまく行こうが行くまいが関係ありません。

再雇用で残る道もあったのですが、ストレスが溜る一方なので、寿命を縮めると思いお断りしました。

これは今でも正解だったと、確信をもって言えます。

最後にストレス解消法を載せておきますので参考にしてください。

私は、太陽の下で体を動かす、が一番安上がりで効果的と思います。

ストレス発散に効果的な方法は?手軽にスッキリできるおすすめ解消法