今年は金木犀の開花が少し遅いようです。
例年なら9月に入ると咲き始めるのに、今年はもうすぐ10月。
暑さが長引いているかも知れないですね。
金木犀と言えば、あの強い臭いはトイレの消臭剤をを連想してしまいますが、花はキレイだし特に嫌な臭いでもありません。
昔から便所の傍に植えてあることが多いのですが・・・
花が咲き、香るのは一時的なので、もしかすると他にも理由ががあるのかもしれないと思い調べてみました。
ちょっと詳しい人のブログから一部を引用させていただきます。
キンモクセイは、小さいオレンジ色の花を密生してつけ、芳香を放つ常緑小高木です。主に鑑賞用として庭木や公園などに植えられています。日本に渡来したのは江戸時代ですが、外国から日本へ移入する場合、花が沢山咲く個体の雄株を選んで導入したため、日本には雄株しかなく結実は見ることが出来ないのです。
単にモクセイ(木犀)という場合は、キンモクセイ、白い花色のギンモクセイOsmanthus fragrans、園芸種とされる花色が淡黄色のウスギモクセイOsmanthus fragrans の三種の総称です。
キンモクセイは関東に、ギンモクセイは関東以西に多く栽培されています。木肌がh灰褐色で縦に筋が入り、サイ(犀)の肌に似ているのが名前の由来だそうです。
キンモクセイ、ギンモクセイとも薬用としては、歯痛やうがい薬として用いられています。お茶を入れるのと同じ要領でキンモクセイ茶として飲用すれば、低血圧の改善や,不眠、健胃に効能があるようです。また花を乾燥させて焼酎、ワイン、ブランディ,ジンなどに漬け込んで薬用酒にし、就寝前に飲用すれば、不眠に効果があるとされています。
中国では、楊貴妃が好んだお酒として、“桂花陳酒”があります。
これはキンモクセイの花を白ワインに3年間漬け込んで作りますが、楊貴妃は不眠の悩みがあったのでしょうかねぇ、それとも美を保つためだったのでしょうか。
なるほど、けっこうな薬効があるんですね。
やはり昔の人は様々な目的に使っていたようで、単なる匂い消しではなさそうです。
すかし剪定で満開に
さて、我が家の金木犀は植えてから20年以上経つのですが、いい加減な剪定をしてきたのでろくに咲きませんでした。
植えた当初は剪定などしていませんでしたから、それなりに咲いたような記憶があるのですが、近年はほんの少ししか咲きません。
そのため、これは剪定に問題があるなと思い調べてみました。
もちろんネットですが、YouTubeが分かり易くて良いですね。
この動画を参考にして、すかし剪定を昨年春(3月)に行いました。
そして2年目の秋、ようやく満開となり良い香りが漂っています。
今は水洗トイレなので、そんなことは気にせず純粋に金木犀の香りが楽しめますね。
ところで、最近写真はスマホで取ることが多くなりました。
しかも、アイフォン13proはマクロ撮影も簡単にできます。
もはやマクロレンズの出番はなさそうです。
たくさん持っているのに・・・
もうすぐ10月、朝晩はめっきり涼しくなりました。
熱いキンモクセイ茶でも飲んでみましょうか。