6月が今日で終わりなので、栽培している野菜の状況を纏めておきます。
作柄は、どの野菜も幼苗の時に寒さ&風対策した結果、昨年に比べて早い成長が達成できたように思います。
特に、昨年は7月の中旬以降だったキュウリの初収穫も、本日に1本ですができましたので2週間以上短縮しました。
そんな順調に野菜が育っている中で、剪定枝や野菜の残渣、腐りかけた角材を処分していたところにシロアリを発見しました。
我が家の周辺は、古いアパート(住んでいない)や荒れ地が隣接しているのでシロアリのコロニーがある可能性があります。
以前も駆除したことがあり、ここしばらく発生していませんでしたが、ちょっと恐怖ですね。
でも、私は以前に天然素材のシロアリ駆除剤(AKⅢ)を取り扱っていたこともあり、この薬剤で駆除しました。
シロアリ駆除剤というと猛毒を想起しますが、AKⅢは毒で殺すのではなく、窒息死させる方法なので人畜無害です。
ただ、天然ヒノキチオールを使っているため非常に高価で、あまり売れませんでした。
でも、自分で散布できますから、業者に頼むよりも数分の一できることはあまり知られていません。
世の中はそんなものです。
2024.6.30の作柄(自宅)
さて、垂直仕立て栽培の誘引にもだいぶ慣れ、結果もついてきているので自信がついてきました。
中には、虫に喰われて蒔きなおしのため出遅れているものもありますが、これから夏に向けて挽回してくれると期待しています。
(トマト)
なぜか昨年は樹ぼけしてしまい、実がほとんど生らずに終わってしまいましたが、今年はやり方がさほど変わっていない(と思っている)のに極めて順調です。
これは世界一トマトで、現在は6本仕立てにしています。
すでにたくさん花が咲き、実をつけていますから、たぶん豊作となるのは間違いないでしょう。
病気も出ていませんし、虫の被害も今のところ全くありません。
これは愛知ファースト(雨よけトマト)ですが、不織布で雨をよけています。
西側の畑で日照はお昼ごろからですが、特段問題はなく、花も咲き始めました。
近々実をつけるはずです。
他にも中玉とミニトマトもありますが、順調です。
(キュウリ)
加賀節成と四つ葉キュウリの2種類。
苗と直播の両方で栽培していますが、苗よりも直播の方が成長が早く管理も楽なようです。
実の生り方は、差が出るのかどうかこれから検証します。
これは加賀節成で苗を植えたものです。
左側は節成で実をつけていますが、右側の株は10節位間があるのはよく分かりません。
初期だけなのか、それともこれからは節成になっていくのでしょうか。
いずれにしても、実がついたからと言って全てが大きくなるわけではなさそうです。
ということで、1本だけですが初収穫しました。
早速サラダにして食べましたが、鮮度も味も買ってくるものとは全然違いますね。
(ナス・ピーマン)
これまであまりうまくできていない野菜なので、今年こそはと苗を早めに仕立てたのですが未だにこの状態です。
しかし、ここにきて成長が早くなってきました。
キュウリなどとは違って、気温が高くなるまでは成長が遅いようです
これは真黒茄子です。
蒔いた(5/15)のが遅かったのでこの程度ですが、今のところ問題はなさそうです。
前庭に植えたナス(長ナス&真黒茄子)ですが、日当たりが十分でないのか調子は今一つ。
ここはナスには不向きのようですね。
川沿いに植えたピーマン。
なかなか成長しないなと思っていたのですが、ここにきて急に大きくなってきたので誘引を開始しました。
花も咲きだしましたので、もう心配することはなさそうです。
(カボチャ・スイカ・ニューメロン)
今年は西洋カボチャは2本と鶴首カボチャ4本を作っています。
昨年まで作っていたカボチャ(自家採種)の味が良くなかったので、今年は別な種を購入して作っています。
写真では分かりにくいですが、新規に開墾した土手で作っているカボチャ・スイカ・ニューメロンです。
思ったよりも成長していませんが、今後どうなりますか注目です。
ニューメロンの1株は、ここにきて新しい蔓をどんどん増やしていますから期待できそうですね。
ネットを被せているのはマクワウリ。
小さなポットに種を蒔いて、そのまま土手に植えた(5/14)のでそもそも期待はしていません。
未だにこの程度ですが、防虫対策をして様子見しています。
蔓首カボチャは昨年メルカリで分けてもらったものを栽培し、種取をして蒔いています。
西洋かぼちゃのように煮てはあまり美味しくないのですが、スープにするとまあまあの味になります。
味の方はイマイチですが、ものすごい勢いで葉を茂らせるのでグランドカバープランツに利用できます。
この法面くらいは全部覆ってくれるのではないでしょうか。
ブラックラグビーという小玉スイカです。
最初は苗を植えたもののうまく行かず、蒔き直ししたのでかなり遅れてしまいました。
あまり期待はできませんが、とりあえず様子見です。
(蔓ありインゲン・サトイモ・四つ葉キュウリ)
東の水路脇に作っています。
柿の木やソルダムの木があるのであまり条件の良い場所ではないですが、今のところ順調です。
一番下はサヤエンドウがあった場所ですが、ネットをそのままにして四つ葉キュウリとエンツァイを作っています。
四つ葉キュウリ
根切り虫にやられたので、加賀節成キュウリを蒔きなおしました。
(キャベツ・ブロッコリー)
もうすぐ収穫時期となりましたが、不思議なことに虫が全くやって来ません。
ブロッコリーも同様です。
ただ、油断していると突然やられるので再度不織布を掛けました。
(ミニ白菜)
苗を植えたものの、虫にやられたので種を蒔いてここまで来ました。
不思議なことにここまで虫が寄ってきませんでしたが、昨日から突然青虫に喰われ始めました。
一晩でボロボロになりますから、やはり油断は禁物なようです。
(エンツァイ)
空心菜とも呼ばれるものですが、家族にはあまり人気がありませんが空いたところに作っています。
これはとても丈夫で、作るのは簡単ですね。
(ジャガイモ)
以前にも紹介しましたが、ウズラの卵くらいのイモを空いたスペースに植えたところこうなりました。
試し堀はしていませんが、期待できるのではないでしょうか。
こちらは土手に蒔いた(捨てたに等しい)ものですが、もっと素晴らしい出来となっています。
こうなると、これまでの常識が完全に崩れてしまいました。
(イチゴ)
品種は宝交早生で、現在苗採りをしています。
自然栽培は味が悪いので、今後は垂直仕立て栽培に切り替えます。
(アスパラ)
先日に病気が出たので、半分を移植しました。
芽が出てくれば良いのですが、ダメかも知れません。
(カブ)
カブは好きな野菜ですが、これまで上手くできていませんでした。
しかし、ようやく要領を覚えたのでもう失敗はなくなるかも知れません。
一番の肝は、角材で葉を立たせるようにしたこと。
これにより、こんなに立派なものができました。
肌もきれいで、柔らかく甘みがありますし、葉もみそ汁などにすると美味しいです。
間引きしながら収穫すると長く楽しめます。
(大根・黒豆)
大根は斜面に作るときに注意点があります。
それは乾燥させないこと。
ポリマルチをせずに種を蒔いてしまったので、虫(ハムシなど)に盛大にやられました。
そこで、不織布を被せて水やりをしたところそこそこのものが採れています。
(西側 キャベツ/ブロッコリー/トウモロコシ/エンツァイ/ラディッシュ/ニラ/ネギ)
ここは日当たりが午後からなので条件としてはかなり不利ですが、気温が高くなるころにはかなり追いつきます。
キャベツ
ラディッシュ
スティックブロッコリー/ニラ
蔓ありインゲン/トウモロコシ
枝豆/キャベツ
まとめ
こうして並べてみると、かなりの野菜の種類と数を作っていることを改めて感じました。
でも、これは肥料はもちろん農薬を使わない垂直仕立て栽培だからこそできることで、従来のような方法では無理かも知れません。
また、この栽培法は植えるスペースがあれば斜面でも問題なくできるのが凄いです。
たまたま管理を誰もしない法面があったおかげで、これほどたくさんの野菜を作れるなんて思ってもみませんでした。
せっかくですから、この利点を生かして美味しい野菜を作っていければと思います。