昨年の暮れに定植したキャベツがだいぶ大きくなってきました。

そこで気になるのが、成長が良いものとそうでないものがあることです。

今回植えた苗は種から作ったもので、悪い苗はなかったと記憶しているのですが、ここまでくるとかなり差があります。

なお、写真の場所はサツマイモの後です。

何株かは枯れてしまいましたが、経過は悪くないように思いますし、虫にあまりやられていません。

ところが、別な畝(ジャガイモの後)に植えたものはかなり青虫に喰われてしまっています。

実は、これがよく分かりません。

写真の株はそこそこ大きくはなってはいますが、葉の状態があまり良くないは明らかです。

そして、芯を喰われてしまったものはこれ以上大きくなりませんし、葉の色も黄色くて硬そうです。

一方、サツマイモの後に植えたキャベツは色が違います。

すでに葉が巻き始めました。

たぶん、このまま大きくなってくれるのではないかと思います。

なぜ違いが出るのか

私の場合、昨年までキャベツの栽培は苗を購入していました。

しかし、それでは費用も掛かるので、今回は種から苗を仕立てています。

でも、最初からうまく行くはずもなく、何度か苗づくりに挑戦してようやくうまく行くようになったわけです。

ところが、植えた場所によって成長や虫の被害に大きな差が出ました。

もちろん同じ畑とは言え、場所が変われば日照や排水状況も違ってきますから同じように成長するとは限りません。

ですが、垂直仕立て栽培はそもそも肥料は施しませんし、耕起もあまり必要ありません。

原因は、今のところ排水と土の状態の違いではないかと思っています。

なので、

1 できるだけ大きく高い畝にする → 排水を良くする

2 栽培した野菜の根を抜かない → 自然耕

3 草マルチで乾燥を防ぐ

4 雑草は根を抜かず大きくして草マルチに利用する 自然耕+草の確保

このようなことを重点に土づくりを行っています。

たぶん間違っていないはずです。

その証拠に、実際にもサヤエンドウは大豊作です。

野菜の垂直仕立て栽培は、誰にでも簡単にできてお金もかかりません。

技術が確立できれば、家庭菜園のみならず、農業としても十分にやっていけるのではないでしょうか。