私が真空管式の太陽熱温水器を使い始めたのは2010年の6月。

当時は自然落水型でしたが、東日本大震災を経験してさらにバージョンアップ、分離分割型を導入しています。

さらに暖房も太陽熱で行い、何もしなかったときに比べて灯油の使用量は6~7割は減っていると思います。

一方、その設備は安くはないので元が取れるかとなればそう簡単ではありませんが、昨今の電気・ガス・灯油などの暴騰ぶりなら、もしかするとあり得るかも知れません。

太陽熱暖房は別にして、真空管式の太陽熱温水器は安かったので、やっておいて本当に良かったなとつくづく思います。

4月からは灯油代・ガス代が激減

今年は昨年に比べ寒かったせいか、太陽熱暖房を使わなくなったのは3月31日。

この日から太陽熱暖房の熱の一部を太陽熱温水器に振り向けていますので、給湯にかかる灯油代は激減しました。

直近で灯油を買ったのは3月16日の40リットル。

本日(5月25日)、石油ファンヒーターから抜いた灯油と併せ10リットル以上残っています。

※灯油タンクのゲージ(オレンジ色)が半分になったら給油しているので、まだ余裕があるので5リットルは残っています。これに加えてポリタンクにはやはり5リットル以上あります。

つまり、このままいけば3月の中旬から5月一杯は40リットルで賄えるはずです。

4,193円/40L/45日=93.2円/日

月に換算すると3千円まではかかりませんが、6月以降ますます消費が少なくなっていくので、例年だと向こう5カ月間は2千円/月程度になります。

今日も非常に高い温度まで行きました。

これくらいの温度になると、石油ボイラーの電源を落として使ってもお湯が違和感なく出てきます。

ガス代の節約

何回も紹介していますが、サンルームに長さ60cmのミニ真空管を置いて毎日お湯を沸かしています。

この日は72℃まで上がりました。

お茶なら沸かさずにこのまま使えますね。

これは4月のガス料金ですが、3,003円でした。

使用量はたったの2㎥。

ガス屋さんに申し訳ないのですが、電気もお願いしているので文句は言われません。

もちろん一人暮らしではなく、私たち夫婦と息子の3人暮らしです。

まとめ

何ごとも、現実が目の前に来てからでは遅いわけです。

私は昔から国を全く信用していないので、いずれこのような事態になるのではないかと思っていました。

エネルギーと言うのは、誰もが毎日使いますから無いと困るわけです。

それをいいことに、どこかで誰かが儲ける仕組みを作って、ずるずると値段を上げてきたのです。

どうみても、国と業界と言うのはグルであることは間違いありません。

我々国民がこれに対抗するには、買わないことが一番で、需要が無ければ当然値段は上がりません。

売り手市場だから価格が上がるのです。

ガスとか灯油などの用途は、ほとんどが給湯ですから太陽熱温水器を使ったとたんに半分以下になります。

このことを教えないのは、彼らが困ってしまうからなんです。

本当に嫌な世の中です。