久しぶりに、散歩がてら大田原神社に寄ってみた。

階段を上ると大きなクスノキがあって、その奥に手水盥(ちょうずだらい)がある。

※大田原市指定有形文化財

手水盥とは、「洗面用の小さなたらいのこと」らしいが、大田原神社のはそのようなものではない。

神社にお参りする際に、ここで手を清めるらしいのだが、私はいつも写真を撮っている。

なぜかと言うと、この水面に映る桜や紅葉が奇麗だから。

今回はなぜか花が沈めてある。

花を水に浮かべたのは、たぶん水が凍って使えないからだろう。

ならば、花を浮かべて楽しんでもらおう。

そんな心が伝わってくる。

私は神も仏も信じていない人間だが、ここに来ると妙に心穏やかになるのは年のせいだろうか。

まだまだ朝晩が冷え込むが、春はもうすぐだ。