【太陽熱暖房の温度測定結果】暖かさの秘密はグラフにすると一目瞭然

昨日は晴れの天気予報だったので、太陽熱暖房システム(エクセルギー暖房)の温度測定を行いました。

天気予報図
実際には晴れ時々曇りで、期待していたほどの天気ではありませんでしたが、それでもまずまずの結果が得られました。
温度測定結果
朝の7時から1時間おきに温度測定した結果を表にまとめ、グラフにしたものが以下のものです。
室温と外気温及び温水タンク2か所を測りました。
循環ポンプの運転は8時10分開始、20分間隔、5分間の運転で15時15分に終了です。
床下の温水タンクは全部で3か所(リビング・クローゼット・台所)、温度測定はリビングと台所の2か所を測っています。
ただし、これは温水タンクの表面温度で水温ではありません。(あまり違わないと思いますが)

リビング下の温水タンク(1t)
クローゼットの下は基礎の関係で測りずらいために除外しましたが、3つのタンク中間にあるため入り口のリビングと出口の台所を測れば問題はないはずです。
太陽熱を逃がさない工夫
ところで、朝7時の外気温10.5℃、室内の温度17.2℃で6.7℃で大きな差があります。
それは、我が家の一階部分の窓はすべて2重窓になっていることと、床下はスタイロフォームで密閉しているためです。
しかも、もっと寒くなるとこの差は15℃くらいになっていきます。
このような断熱対策をしているのはもちろん熱を逃がさないためですが、太陽熱は灯油やガスのような燃焼ではないので、いかに採熱した熱エネルギーを逃がさないが成功のカギになります。
いくら大きな熱を得ても、建物がスカスカの断熱仕様では温めることはできませんから。
最近の住宅では断熱性も向上しているようですが、流石に2重窓をしていないと思います。
古い家でも、内窓をつけると冷暖房効率が抜群に上がりますからやってみてください。
今なら補助金も出るようです。
まとめ
グラフから分かることは、午後3時以降、外気温は急激に下がっていきますが、室温と温水タンクの温度は12時頃をピークに夕方の7時過ぎてもほとんど変化が見られません。
ポンプの運転は15時15分に終わりますが、この後温水タンクからじわじわと輻射熱が発生して室温を維持していることが分かります。
まだ本格的な寒さではないので、快晴の日に運転をしてしまうと暑すぎるため窓を開けるようになります。
今日、21日は朝から晴れたり曇ったりですが、昨日の熱がいくらか残っていたのか、14時20分現在の温度は24.4℃とかなり暖かすぎて昼寝をしたくなります。
そうなる前に、窓を開けましょう。
次回はもっと寒くなってから測定します。