バナナを長持ちさせるには温度管理が大切

とちぎエネットです。
毎日、健康のためにバナナを食べる人も多いと思います。
私も朝食代わりに毎日1本食べていますが、4本程度の房で買ってくるので、食べ終わるのは4日目の朝になります。
しかし、次の日には鮮度が落ち始め、3日目には黒い斑点ができて、4日目には皮もかなり薄くなっています。
味も当然ながら日が経つにつれて落ちていきます。
ご承知のように、バナナは低温に弱く冷蔵庫には入れられません。
そのため、今回バナナを少し長持ちさせる方法を考えたのでご紹介します。
- バナナは20℃前後で保存する
- 保冷剤の使い方
- 夏野菜の保存にも最適
- 冷蔵庫の野菜室の温度は低すぎないか?
- まとめ
1 バナナは20℃前後で保存する
バナナは南国の果物なので低温には弱く、黒くなってしまうので冷蔵庫には入れられません。
反面、高温に強いかと思えばそうでもなく、夏などは気温が高いためにどんどん追熟(劣化)してしまいます。
この劣化はエチレンガスによるものらしいのですが、今回、このエチレンガスが出にくい温度があるのではないかと、ふと思ったのです。
つまり、涼しい環境なら長持ちするのではないかと思いました。
と言うことで、クーラーボックスに保冷剤を入れて保存をしてみることにしました。
ただ、一般的なものだとすぐに温度が上がってしまうので、サーモプロテクトSを貼ったものを使ってます。
【クーラーボックス】内側に遮熱材を貼ると保冷力が大幅に向上することが判明

サーモプロテクトSを内側に貼り付けたクーラーボックス
このクーラーボックスなら、なんとかなりそうです。
2 保冷剤の使い方
朝に保冷剤を1個入れて、夕方に温度を測ってみると23~25℃くらいでした。
気温は31℃くらいですから温度差は6~7℃です。
バナナを触ってみるとちょっと冷たい感じがしますが、冷蔵庫に入れたときのように黒くも固くなったりもしていません。
実際にも3日経ってもさほどの劣化は無く、美味しく食べられました。

3日目の朝の状態
つまり、20℃前後で保存しておけば良さそうなことが分ったわけです。
ただ、保冷剤をどれくらいの大きさするべきなのかはまだ良く分かっていません。
写真のサイズの保冷剤では、野菜の袋に結露しているので、この半分くらいで良いかも知れません。
これで慌てて食べなくても大丈夫になったわけですが、唯一の欠点は保冷剤の入れ替えが面倒なこと。
朝と晩には必ず交換しないと温度が上がり過ぎてしまいます。
3 夏野菜の保存にも最適
それから、低温が不向きな夏野菜の貯蔵にも良いので、たくさん手に入って冷蔵庫の野菜室に入らない時などに使えます。
今回は、2日前に買ったツルムラサキを一緒に入れておいたのですが、結露もなくとても生き生きしています。

ツルムラサキ
なお、結露が出てしまうようなら新聞紙に包むと良いでしょう。
4 冷蔵庫の野菜室の温度は低すぎないか?
そこで気になったのが冷蔵庫の野菜室の温度。
いつもは、野菜が結露でビショビショになってしまうので、新聞紙に包んで入れています。
やはりかなり低いのでしょうか。
測ってみると8℃でした。

冷蔵庫の野菜室の温度は8℃
では、実際にメーカーの温度設定はどうなっているのでしょうか。
(HITACHIのサイトから)
各室の目安の温度範囲は、以下の通りです。(R-X7300Fの場合)。
- 冷蔵室
約2℃~6℃ - 真空チルドルーム
約-1℃~+1℃ - 製氷室
約-20℃~-18℃ - 冷凍室
約-20℃~-18℃ - 野菜室
約3℃~7℃
なるほど、我家の冷蔵庫もHITACHIなので、実測とほぼ一致します。
でも、こんなに低い温度で本当にいいのでしょうか。
メーカーとしては色々と研究してのことだとは思いますが、どうも納得がいきませんね。
結露を防ぐのに温度調節はできないのか、少し調べてみましたがどうやらできないようです。
できるのであれば、電気代も下がるのにちょっと残念ですね。
4 まとめ
何となく思いついてやったのですが、案外うまく行ってしまいました。
毎日2回保冷剤を交換するのはやはり面倒ですが、バナナは冷蔵庫に入れられないので仕方ないところです。
あと勉強になったのは、冷蔵庫の野菜室がかなりの低温だったこと。
しかも温度調整もできないこと。
次の冷蔵庫を買うときには、その辺のところは参考にさせてもらいます。