【太陽熱暖房】春から秋までの熱利用を考える(その5)

2020.4月度の太陽熱温水器(ベランダ型)の上昇結果を報告します。
今月は先月に行ったものがあまり効果がなかったため、別な加温装置(ブースター)を製作し接続しました。
4月の15日に午後からにもかかわらず、当日の温度は47.5℃に達しました。

分離分割型の循環系を加熱する装置(ブースター)

ブースターの構造
ただ、数日は(黄色い部分)非常に調子が良かったのですが、19日に56.5℃を記録した後さっぱり温度上昇がみられなくなりました。
雨や曇りの日が多かったわけですが、それでも物足りません。
真空管が95本もあるわけで日照がたとえ少なくてももう少し上がっても良いのではないか。
そう考えていたところ、「タンクに水が無い」のではと気がつきました。
つまり、蒸気が発生しないために熱風がタンクから押し出されない。
そこで27日に一度ポンプを回し、タンクに注水した結果、これまでと同様に激しく蒸気が発生ました。
動画をご覧ください。
つまり、空気を温めるだけではだめだったのです。
太陽熱利用、それもこのような形での熱利用はなかなか難しいですね。
さて、春も本番になり4月は水も11.8℃と徐々に暖かくなってきました。
到達温度に関しても、ブースターがうまく作動しなかったこともありますが、平均で31.3℃となればまずまずの成績ではないでしょうか。
昨日から5月に入りましたが、いきなり56.2℃まで上昇する好スタート。
本日2日も天気は良く、暑いくらいの陽気で午前11時には30℃、お昼には48℃を超えてしまいました。
今日は60℃まで行くのか見ものです。
(追伸)
結局66.0℃まで上昇しましたが、上がり過ぎて怖いです。