【真冬の給湯】水道水は10℃以下 太陽熱温水器で大幅な省エネを!

とちぎエネットです。
暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、実は立春を過ぎたころに寒さのピークがやってきます。
今季は暖冬とはいえ、やはりこのところ厳しい寒さが続いています。
さて、今回は冬の水道水が実際にどれくらいなのか、今年の初めから温度を測定してきていますので参考までにお伝えしたいと思います。
この表は、朝晩の貯湯タンク(150L)の温度です。
それに温度上昇分と天気概要、朝の冷え込みの程度を3段階に表示しています。
- 真冬の水道水
- 太陽熱温水器の効果
- まとめ
真冬の水道水
今季は暖冬なので比較的高い傾向にありますが、それでも10℃をかなり下回っていることがお分かりいただけると思います。
一番高くても9.5℃で10℃には達していません。
地中にある水道管内の水なら10℃くらいでしょうが、タンクに貯めたりするとこのように外気温で大きく変わってきます。
当然ながら、夏は25℃以上になることも珍しくはありません。
ちなみに、ここまで一番低かったのは2月8日の4℃、外気温は-9℃まで下がりました。
ここまで低い気温はあまりないのですが、それでも-12℃くらいまでは過去にありましたので油断はできません。
このように冬の水道水の温度はかなり低いので、お風呂などのお湯を沸かすには多くのエネルギーが必要となるわけです。
お風呂の場合、こんな低い温度から40℃前後まで沸かすのですから時間もかかりますし燃料も使います。
お茶やコーヒーなどを飲むのは量が少ないからいいでしょうが・・・
このような現実を考えずエコキュート(タンクにお湯を貯める方式)などを使うと、お湯を沸かすのに電気を使い、使うまでに冷めるので再度温めるという全くバカげたことをやっているわけです。
本来は、必要な分だけ沸かしてすぐに使わないと無駄ばかりとなります。
電気はお湯を沸かして発電し、それを遠方に送電するため60%の電力をロスしています。
それでお湯を沸かすなどと、こんな罪作りなことに私たちは加担してはならないのです。
太陽熱温水器の効果
それでは、我が家の温水器の効果はどうなっているでしょうか。
年明けから良い天気が続いるので非力な割にはかなり健闘しています。
一番寒かった2月8日は、朝の4℃から29.9℃まで上昇、37日間の平均は22.5℃、15℃以上の上昇を達成しています。
太陽熱温水器がなければ、22.5-4=18.5℃分を燃料で沸かさねばならなかったわけです。
多分に正規の組み合わせ、例えば200L(真空管24本)の場合には最低でも30℃はいくと思いますので参考までに計算します。
30.0-4=26.0℃
給湯全体の平均温度を40℃としても、優に半分以上の燃料を節約できることになります。
多くの皆さんが、どうして太陽熱温水器をなぜ使わないのか理解に苦しみます。
まとめ
冬の水道水は本当に冷たくて、以前は手がしもやけになったりして大変でした。
現在では給湯器が普及し、いつでも暖かいお湯が使えるようになっていますが、省エネについてはあまり気にされなくなっています。
しかし、それはお金があるからできることと、灯油やガス(あるいは電気)が安定的に供給されている状況でのため可能なだけです。
もし、災害や国際紛争で日本にそれらの燃料が来なくなったらお金があっても手に入れることはできません。
昨年の10月に消費税が10%に上がりました。
当然、すべての商品が値上がりしています。
私たちはもう気付くべきです。
太陽を最大限利用することが将来の安定につながることを。