梅雨も本格的になってきましたが、一方で野菜も元気になってきました。

しかし、家庭菜園での悩みはうどん粉病の発生です。

この病気はカビが原因なので、湿度が高く風通しが悪い場合に発生し、ハウス栽培のイチゴやトマトなど多くの農作物に発生するものです。

梅雨などの湿度が高い良い条件だったりするとたちまち大発生します。

この病気が発生したキュウリやナスなどは、葉が枯れてしまい、作物が収穫できないだけでなく他にも移っていくので非常に厄介です。

ホタテ水を使えばうどん粉病は発生しない

我家の家庭菜園は狭く、毎年同じところに同じようなものを作らざるを得ないのが実情です。

そうなると連作障害も心配になりますが、それ以上にうどん粉病が毎年発生してしまいます。

今年もやっぱりキュウリは同じ場所となってしまい、うどん粉病も予想通り発生しました。

この病気は、ほおっておくと葉が白くなり、やがて枯れてしまいます。

そのため、農家では殺菌剤を撒いて予防していますが、家庭菜園では無農薬が基本なので絶対に使いません。

殺菌剤とは

私は殺菌剤は使ったことはありませんが、アブラムシ退治にマラソン乳剤などの農薬を使ったことがあります。

臭いし、これ本当に大丈夫?

そんな疑問を持ってしまったため、できればそんなものを使わなくても効果があるものはないのだろうかと探していました。

たまたまホタテの抗菌・消臭剤を扱うことになり、抗菌なんだからADパウダーの水溶液をかければ効果があるんじゃないか?

そう思ってキュウリのうどん粉病に使ったところ、実に高い効果が得られました。

しかも葉には全く影響がないのにはさらに驚きました。

ADパウダー

水溶液は強アルカリ性なので、もしかすると葉が焼けてしまうかも知れないと思ったのですが、杞憂でした。

手につけても全く問題ないので、当然と言えば当然の話ですが・・・

使い方は、以下の要領で水溶液を作り噴霧してください。

農家なら噴霧器でしょうが、一般的なスプレーボトルで十分です。

<AD水溶液の作り方と使用法>

ADパウダー(水酸化カルシウム) 1g

水 1ℓ

ADパウダーと水をペットボトルなどに入れ良く攪拌します。

一晩おいて沈殿させ、上澄み液をスプレーボトルに詰めて噴霧します。そのまま使うと目詰まりしますのでご注意ください。

こんな少量で大丈夫かと思われるかも知れませんが、これでpH12以上になりますから効果は絶大、しばらくうどん粉病は発生しにくくなります。

そんなわけで、毎年発生するので予防のため3回ほど葉の両面にスプレーしましたが、うどん粉病の広がりは全く見られず、順調に成長しています。

ADパウダーとは

ADパウダーの成分は、100%ホタテ貝殻焼成カルシウム(水酸化カルシウム)です。

ホタテ貝の貝殻を1200℃以上の温度で焼いて、水を加え、乾燥させて微粉末にしたものです。

通称、消石灰とか水酸化ナトリウムと呼ばれるものとなりますが、石灰岩から作られるものとは異なり、非常に安全性の高いものです。

一般的には、強いアルカリ性を生かして、野菜や果物の残留農薬やポストハーベストなどを落とすために使われるものです。

一方、抗菌力も高いために、カビとかウイルスに由来する病気にも天然農薬として期待できます。

また、そもそもが貝殻ですからカルシウムは土壌改良にもなります。

貝殻の粉末(カルシウム)を畑に撒くと、野菜の食味が良くなることは知られています。

留意点は、代替農薬として使う場合、化学物質と違って効果が長期間持続しないこと。

そのため、何回かかけて様子をみることをお薦めします。

なお、葉焼けするようなことはほとんどありませんが、確認しながら行ってください。

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