【天然農薬】うどん粉病をADウオーターで退治する

梅雨も本格的になってきましたが、一方で野菜も元気になってきました。
しかし、家庭菜園での悩みはうどん粉病の発生です。
この病気は、風通しが悪い場合によく発生するもので、ハウス栽培におけるイチゴやトマト、ナスなど殆どの農作物に発生するものです。
その理由は、カビだからなんですね。
カビとは菌ですから、繁殖に都合の良い温度や湿度だったりするとたちまち大発生します。
我家の家庭菜園は狭くて、毎年同じところに同じようなものを作らざるを得ないのが実情です。
そうなると連作障害が心配になりますが、それ以上にうどん粉病が毎年発生します。
今年もやっぱりキュウリは同じ場所となってしまい、うどん粉病も予定通り発生しました。
この病気は、ほおっておくと葉が白くなり、やがて枯れてしまいます。
そのため、農家では殺菌剤を撒いて予防していますが、家庭菜園では無農薬が基本なので絶対に使いたくない薬剤です。
でも、そんなものを使わなくてもADウオーター(ホタテ貝殻焼成カルシウム)を使えば、ほぼ間違いなく解決できます。
しかも人体には全く害の無い天然のものなので、農薬を使いたくない方は試してみて下さい。
ADウオーターは製品として購入できますが、ADパウダーから作ることができます。
<AD水溶液の作り方と使用法>
ADパウダー(水酸化カルシウム) 2g
水 2ℓ
ADパウダーと水をペットボトルなどに入れ良く攪拌します。
これをジョウロまたはスプレーボトルなどに入れ散布します。
そんなわけで、毎年発生するので早速3回ほど葉の両面にスプレーしましたが、うどん粉病の広がりは全く見られず、順調に成長しています。

2019.6.14
ADパウダーの成分は、100%ホタテ貝殻焼成カルシウム(水酸化カルシウム)です。
余計なものは入っていません。
これを水に溶くとペーハー(pH)が12以上の強アルカリ性となります。
このような強いアルカリ性の中では細菌類は生存できませんし、これがあることで近づかないようになります。
つまり、抗菌性が非常に高いわけです。
もちろん先に撒いておけばうどん粉病の予防にもなりますし、そもそもが貝殻ですから土壌改良にもなります。
なお、カルシウムは食味を向上させることが知られています。
留意点は、代替農薬として使う場合、化学物質と違って効果が長期間持続しないこと。
そのため、何回かかけて様子をみることをお薦めします。
なお、葉焼けするようなことはほとんどありませんが、確認してから噴霧してください。