あなたはシロアリから大切な家を守るために、猛毒で危険な薬剤を床下に撒いて自分や家族を危険に晒したいと思いますか?

もちろんそんなことは考えていませんよね。

かつてシロアリ駆除に使われていた「ヒ素」は、一度散布すれば何十年と効果が持続したそうです。

しかし、ヒ素は耳かき一杯程度の量で大量殺人できるほどの猛毒であることも良く知られた事実です。

こんなものを床下にばら撒いたらどうなるでしょう。

もちろん現在では危険すぎて使われていませんが、新しく開発された薬剤はヒ素ほどの効果はなくても原液は猛毒です。

当然そのままでは使えないので薄めて使っているとも聞いています。

また、ヒノキチオールなどの天然素材を使い、安全を謳っている薬剤の効果持続は5~8年程度しかありません。

家は何十年も住むものです。

これでは気休めくらいにしかならないと思うのは私だけでしょうか。

ここにご紹介するシロアリ駆除剤AK3(害虫駆除剤)は、毒でシロアリを殺すのではなく、脱水症状を起こさせて死滅させるものです。

青森ヒバから抽出したヒノキチオールなどを使い、全て安全無害なものだけで構成されています。

DIYで簡単に施工でき、もはや専門業者に頼む必要はありません。

そのため、新築でもリフォームでも、そしてシロアリを発見した場合でも、自分でやれますからから効果的で安上がりとなります。

シロアリ駆除の現状

シックハウス症候群は、建材の改善で今ではあまり話題にはならなくなりましたが、シロアリ対策はあまり改善されていないようです。

シロアリ駆除剤の現状は以下のようです。

(カタログから)

現在、国の指導のもと、より安全な害虫駆除剤への転換が求められています。そのため、既存メーカーは薬剤(有機化合物)の濃度を年々薄めて商品化し、規制に対応している状態です。

その結果、害虫に対する効果は弱まっているのに、人間に対しては変わらず超猛毒であり、環境も汚染し続ける状況に陥っています。

安全を謳っていても、化学合成されたものを使っているなら単に薄めて基準値以下にしている可能性もあります。

シロアリの被害を受けるか受けないか分からないのに大金を使いたくない気持ちは分かります。

でも、運悪くシロアリが発生してしまったら、場合によっては何百万円もの出費を強いられることになりかねません。

そうならないためにも、私は安全なもので自分でやれるならやっておくべきだと思います。

理由は、高いのはシロアリ駆除剤ではなくて人件費だからです。

危険な薬剤を扱っているのです。

専門知識が必要なだけでなく、床下に潜るなど簡単ではないのです。

安く処理ができるはずもありません。

シロアリを知る

さて、対策を講じるには相手(シロアリ)を知らないと勝てません。

1.シロアリの種類と生息域

シロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリに分けられます。

この図では、凶暴とされるイエシロアリが生息するのは中部地方よりも以南ですが、地球温暖化の影響で関東まで進出しているとの情報もあります。

(シロアリの生息域)

この図を見ると、私の住む関東北部はヤマトシロアリだけのようですが、確認されていないだけでイエシロアリがいるかもしれません。

シロアリの巣は、下の図のような形になっていることが多いようです。

古い切り株を根城にして、周辺の家屋に侵入し食い荒らす。

たまりませんね。

具体例をあげますと、数年前、娘夫婦が中古住宅を買ってリフォームしようとしたところ、壁を壊してみてシロアリにやられているのが発覚しました。

被害場所は台所から浴室まででした。

シロアリの被害状況
シロアリの被害状況2

見つけたのは2月の寒い時期でしたのでシロアリは発見できませんでしたが、間違いなく近くにいると思い周辺を調べたところ、やはり庭の切り倒した木の根元にシロアリが巣がありました。

購入した中古住宅は、売りに出されて1年半ほど誰も住んでおらず、時々窓を開けて換気する程度だったそうです。

これではシロアリにやられる可能性が高いはずです。

被害に遭った壁を撤去して新しくするのにかかった追加費用は約200万円、買う前に分かっていればその分安くしてもらえたはずなのに残念でした。

ヒノキチオールを使った害虫駆除剤AK3

シロアリ防除では有機化合物(猛毒)を使うのが一般的ですが、実は天然素材でも非常に高い防蟻効果を持つものがあります。

それはヒノキチオールです。

これは青森ヒバ(あすなろ)から抽出される極めて貴重な成分です。

ヒノキチオールとは

「青森ひば」の精油には40種類あまりの成分があり、その中でヒノキチオールには、非常に強力な抗菌作用があり、桧やイチョウなどの他の樹木に比べて、水に強く、またカビや雑菌に対して驚異的な抗菌力を持ち、シロアリを寄せ付けない唯一の木材とされています。

含有率は約1~2%で、1トンの材料から抽出できるのは僅かに100g~200g。つまり、青森ひばからとれる天然のヒノキチオールは、非常に貴重なものとなっています

このヒノキチオールを使ったシロアリ駆除剤も多くの製品が出ていますが、僅かしか採れないので非常に高価となります。

しかし、そのまま使った場合には、揮発性があるために効果の持続は条件にもよりますが8年が限度とも言われます。

AK3は、人体に安全な無機物とヒノキチオールで構成し、揮発しやすいヒノキチオールを特殊技術によりゆっくりと蒸発させることで長期間(半永久的)の効果持続が可能な製品です。

シロアリ駆除剤 AK3

一口にシロアリ駆除剤と言ってもたくさんの種類が出回っており、ホームセンターなどでも簡単に購入できます。

私が見た範囲では、表示には毒とも安全とも書いてありませんし、値段もかなり安いので本当に安全か疑わしいと思います。

たしかに毒性が強くても薄めて販売すれば、とりあえず安全な薬剤として使えるかもしれません。

しかし、そんなものが効果が高く、長期間持続するなんてあり得ないことです。

人は一日に食べ物を2kg、水分2kg、空気15kgを体に入れると言われていますが、食べ物や水に拘る人でも空気には案外無頓着です。

もし、床下に有機化合物であるシロアリ駆除剤や殺虫剤などを撒いてしまうと、それらが気化して人間の体内に蓄積され突然アレルギーなどが発症する可能性が高まります。

前述の娘夫婦の家は、子供もいるので安全性を考えAK3を使ってもらいました。

価格は20リットルで約10万円、高額のようにも思えますが、業者に頼まず材料費のみなので数分の1です。

施工は簡単なので私がやってしまいましたが、これほど安い防蟻処理は他にはないはずです。

シロアリは殺す(農薬)から「脱水症状」で死滅させる時代へ

AK3の最大のメリットは自分で施工できることは先に述べました。

このことは建築現場では案外重要です。

なぜなら、施工の進捗状況に合わせて施工できるからです。

シロアリ駆除の専門業者に頼むと、それに合わせて工事を進めないとならず、工程に狂いが生じる可能性が出てきます。

建築工程で都合のいい時に自分でやるか、面倒なら大工さんに頼むのも手です。

大工さんも専門業者を待つ必要もなく、施工は簡単ですから多額の手間を払う必要もありません。

こんなことを言うと、大工さんが業者から薬剤を買ってきてそのようにすればいいと思うかも知れませんが、それは絶対にできないそうです。

なぜなら専門業者が薬だけの販売はしないことや、万が一事故があったりしたら問題になるからです。

やっぱり毒なんですよね。

AK3が安全なのは、強い毒で殺すのではなく脱水症状にさせて死滅させる方法を取っているからです。

これは実に画期的で、蟻は小さいとはいえ、硬い甲羅で覆われており少しくらい強い農薬をかけたところで簡単には死にません。

そのため、AK3のような安全性の高い製品は貴重です。

一般的なシロアリ防除とAK3の防除の比較

上のイラストでは、6項目について比較していますが、特に作業の装備の違いにご注目ください。

防毒マスクと皮膚を絶対に出さない完全防備に対し、AK3は簡単な防塵マスクに手袋と言う軽装。

いかがでしょうか、あなたならどちらを選びますか?

信用できない方のため、どれくらいの効果があるのかをAK1で実証実験したデータがありますので掲載しておきます。

AK3はシリーズの最上位の製品で、ヒノキチオールを使っているか否かの違いです。

京都大学 生存圏研究室での試験結果及び試験状況

3週間後にはシロアリの死亡率が100%のとなっています。

つまり、これを塗布した木材をシロアリが食べるとやがて脱水症状を起こして死んでしまうと言うことです。

もちろん薬剤が直接かかれば、ほぼ即死です。

ヒノキチオールの役目はシロアリを寄せ付けないことですが、万が一侵入されて木材を食べられたとしても死んでしまいますから二重に安全なわけです。

このように、ほぼ半永久的にシロアリの害から守ることができます。

特に新築時には効果は絶大です。

実際の施工

私も2回ほど施工の経験があります。

最初は自宅のリフォームで、初めての経験でしたが、特に迷うことなく短時間で終了しました。

作業服にマスク、帽子、手袋で十分です。
噴霧器による施工状況

写真は噴霧器ですが、刷毛の方がムラなく塗れるので時間は少し余計にかかってもその方が良さそうです。

毒性がないとこの程度の服装でOKですから、本当に安心です。

なお、1㎡当たり200gを目安ですが、塗りむらをできるだけ作らないようにします。

参考)20kg(1箱)での施工面積は、構造や塗布の仕方で違ってきますが30坪程度は可能ではと思います。

シロアリ対策で重要なことは、

1)予防

新築やリフォームなら床下に潜ることも無く楽に施工ができますので、業者任せにせず丁寧に塗布しましょう。それが家を長く守ることになります。

2)駆除

既に住んでいる家にシロアリが発生した場合には、まずはシロアリ駆除の業者ではなく、工務店に相談するのが良いと思います。

羽蟻がいたり、列をなして家に蟻が入り込んでくるようなら床下の木材はかなりやられているはずです。なので、どこまで被害に遭っているかを調べ、駆除してから塗布しないと効果が半減します。修理が必要ならその途中で蒔けば良いのですから。

貴重な薬剤です、無駄にならないよう慎重に使いたいものです。

悪徳業者に注意が必要です

羽蟻を見つけたら!

なんてチラシが入ってきたり、直接セールスがやってくることもあると思います。

私もセールスマンにうっかり床下を見させてしまったら、「旦那さん、大変なことになってますよ!」と写真を見せられ50万円ほどの契約をしてしまったことがあります。

冷静になってから、自分で床下を見たところカビは生えているもののシロアリには全くやられてはいませんでした。

クーリングオフで事なきを得ましたが危ないところでした。

このような悪徳業者ばかりでなく、まじめにやっている業者も多いとは思いますが、いずれにせよ猛毒の薬剤を撒いているのが実態です。

そうでなければ、あれほどの高い料金と完全防備の作業、さらに作業員に危険手当込みの高額の給料を払う必要はありません。

たとえ薬剤を薄めて使った場合でも人体にはかなりの影響が生じることは否めません。

さらに、安い処理費用を強調する業者もいますが、5年程度の短期間で効力がなくなるようでは定期的に撒かねばならず返って不経済です。

人任せにせず、自ら管理をすれば無駄なお金を使わずに済みますし、健康も守れます。

それから、AK3はシロアリだけでなく、クロアリやケムシ、ムカデ、ゲジゲジなどの害虫にも効果があります。

私も全部使い切れなかったのでこのような害虫にも使っています。

この話には続きがあります。

【シロアリ発見!】天然ヒノキチオールを使ったAK3で駆除しました

人と環境にやさしい害虫駆除薬剤 AK3