これからは兼業・多業農家が面白い?

自然農法で野菜を作ると病みつきになる。
なぜって、肥料はもちろん農薬もいらないし、不耕起だから農業機械もいらない。せいぜい、鎌とかスコップがあれば事足りる。
しかし、家庭菜園ならともかく職業となるともう少し真剣に考えるべきでしょう。
知り合いにも勤めをやめて農業をやっている人は何人もいるけれど、あまり稼げているとは思えない。
新規就農制度を使って始めたのは良いが、年収が200万円にも届かないのでは必要経費を引いたらほとんど残らない。
これでは嫁も来ないし、自分ひとりがやっと生活できるレベル。
そうなると副業をやらないと生活が成り立たなくなるから、いつの間にか汚れ仕事を引き受けるようになってしまう。
そんなつまらないことに時間を使わず、自分が社長で仕事を作りませんか。
私のように定年後に起業しても上手く行かないから、若い時から色々と経験を踏んでいけばいずれ花も咲きます。
一昨年だったか、季刊地域(農文協)という雑誌に記事を書いたことがきっかけで、それ以来この本を定期購読をしています。
農業をやっている人なら現代農業とかはたぶん読んでいるのではないかと思いますが、その別冊です。
今回のテーマは、「兼業農家 多業農家が増殖中!」です。
十分に稼げてる人は別にして、そうでない人には参考になりますから是非読んでみてください。
昨年の野菜は11月ごろまで暖かったせいで大豊作で価格も低迷、これでは安定した生活は到底望めません。
そもそも農産物の価格変動が大きいのは気象条件からくるので、どうしても不安定な収入となることは避けられません。
3年に一度儲かればいい、などと言う人もいますが・・・
しかし、そんな不安定な生活はやめて、ここは兼業あるいは多業に向かうべきと思います。
もう何十年も前から言われ続けていることではありますが。
私も最初は太陽熱温水器の販売と設置だけでした。
しかし、度重なる消費税のアップで売り上げは低迷、どうしようかと思っていた時に知人から紹介されたのがADパウダーです。
昨年からの新型コロナでは、抗菌剤として注目され例年の10倍の売り上げがありました。(例年が少ないので大した金額ではありませんが)
ある人は専業を貫くべきだと言う人もいましたが、やはり細々とでもできることはやっておいた方が良いと言う結果になっています。
一例をあげると、無農薬栽培や自然農法など環境に興味があるのであるなら、太陽熱利用機器を販売設置するのも悪くないのではないでしょうか。
お湯を沸かしたりするだけでなく、ソーラーエアーヒーターを使えば農産物の乾燥、木材の乾燥なども自然エネルギーでできてしまいます。
やってみたい方は、是非お問合せください。
代理店契約なんてものはありませんから、安心してください。
お金を稼ぐことは大変ですが、それ以上に使わないことを考えましょう。
収支、残るお金がいくらか。
農業だけで暮らしていける時代ではとっくになくなっているのです。