最近、健康のために「豆乳ヨーグルト」を食べる方が増えているようです。

ですが、市販の豆乳ヨーグルトは高いし種類も多くはありません。
また、味の方もあまり美味しいとは言いがたいのではないでしょうか。
豆乳ヨーグルトが自作できたら
豆乳は普通に売っているわけですからね。
でも、難しいんでしょ?
いえいえ、玄米乳酸菌を使えば簡単なんです。
私もすでに5年近く作って食べていますが、おなかの調子は良いですし、便秘になったことなどは一度もありません。
確かに免疫力が高まるような実感もあります。
最近ではインフルエンザの予防にも効果があるとも言われます。
ま、それは当然でしょうか。
健康は腸から!
そんなわけで、たくさんの人に作り方を紹介して喜ばれています。
健康を気にされている方は、ぜひ作ってみてください。
豆乳ヨーグルトの作り方
(目次)
- 玄米(黒米)乳酸菌を作る
- 豆乳ヨーグルトの材料と比率
- 温度管理
- 保存と継ぎ足し
- 美味しく食べることが長続きのコツ
- うまく固まらない時は
- 秘密の豆乳
1 玄米(黒米)乳酸菌を作る
もともと豆乳ヨーグルトは、故飯山一郎先生の「米のとぎ汁乳酸菌」に始まります。
いわゆる福島第一原発で拡散された放射能に対して、免疫力を高めて健康被害を防ぐのが目的でした。
ただ、この乳酸菌はうまくできなかった人も多かったため、のちに「玄米」で作る方法が標準とされました。
玄米なら何でも良いのですが、現在は栄養価の高い「黒米」で作っています。
これは色もキレイですし、できれば無農薬のものを選んでください。
ちょっと高いですが、それだけのことはありますし、健康を気にしているのですからね。
(黒米乳酸菌の作り方)
黒米(玄米) 1合
黒米(玄米)、クズ米で問題ありません。 水 2リットル
黒砂糖 3% 60グラム
粗塩 1% 20グラム
以上をペットボトルに入れて振ります。
そのまま放置しておくと発酵し、一週間ほどでできあがります。
※発酵すると圧力が上がるのでフタはゆるゆるにしてください。もし、ペットボトルが膨らんできたらキャップを緩めるようにしてください。もし、パンパンに膨らんでしまったら、一気に緩めると一気に吹き出してしまうので、少しずつにします。
黒米乳酸菌 紫色がきれいです。
ペーハー(pH)は2~3の間でしょうか。
最初はまろやかな酸味ですが、次第に強烈な酸っぱさになります。米のとぎ汁や普通の玄米よりもかなり酸っぱいので、効果も高いと思われます。
目には見えませんが、このように米には乳酸菌が沢山いるので、お米を毎日食べることは乳酸菌を食べていることになります。
そして、乳酸菌を拡大培養して飲んだり、ヨーグルトにして食べることは桁違いの乳酸菌を摂取できますから、とても有意義なことではないでしょうか。
酸度の確認
2 豆乳ヨーグルトの材料と比率
次に豆乳ヨーグルトを作りましょう。
特に難しいことはありませんが、出来ない人が多いことも事実です。
理由は分かりませんが、乳酸菌は生き物なので、ペットのように可愛がらないと言うことを聞いてくれないのではと思っています。(真面目に)
- 豆乳(無調整) 9
- 乳酸菌 1
- オリゴ糖 少々
これらをガラス容器などに入れて、よくかき混ぜます。
左が黒米、右が普通の玄米です。色の違いが分るでしょうか。(発酵すると違いは分からなくなります。)
なお、オリゴ糖(糖分)は乳酸菌の餌とのことなのですが、入れなくても固まるときもありますので、それぞれ試してみてください。
3 温度管理
これまでの経験からしますと、乳酸発酵は25℃以上ないと活発になりません。
なので、豆乳をあらかじめ冷蔵庫から出して常温に近づけておきます。急ぐ場合には、暖めても良いと思います。
6月から10月あたりまでは、1日で固まるはずです。
うまく固まったら、発酵した温度、かかった時間を記録しておきましょう。
冬に作る場合の参考になります。
豆乳ヨーグルトは、乳酸菌を入れただけでは簡単に固まってくれません。
乳酸菌が元気に繁殖できる環境を、対話しながら条件を整えてあげましょう。
ちなみに私の作るヨーグルトは非常にねっとりしたものです。
市販品のようなユルユルではありません。
ヨーグルトが盛り上がって流れ出すことはありませんし、食感も滑らかで美味しいです。
最初から上手くできたわけではありませんが、何べんもやっているとできるようになります。
今ではこの状態を基準に作っています。
発酵しすぎて緩くなったりした場合には、冷蔵庫に入れるタイミングを調整します。
季節や地域によって気温が違うので、それぞれが乳酸菌と対話しながらやってみてください。
4 保存と継ぎ足し
出来上がった豆乳ヨーグルトを、1/3くらい残して食べます。
そして、残ったヨーグルトに豆乳を追加し、よくかき混ぜます。
右に左に、とろとろになるまでかき混ぜます。
ここが大事!
乳酸菌は微生物です、活動しやすいようにするのが目的です。
冬は冷蔵庫に入れる必要はありませんが、緩く固まらない場合は過発酵の可能性があります。
部屋が暖かいと当然そうなりますので、この場合は冷蔵庫に入れます。
いずれにせよ、発酵度合いを観察してください。
なお、発酵しすぎて酸っぱくなっても食べられます。
その方が乳酸菌が多く体には良いようですが、酸っぱすぎて私の好みではありません。
ただし、嫌な臭いがしたら廃棄すること。
腐敗菌が混じってしまった可能性がありますので、もったいないと思わず作り直ししてください。
5 美味しく食べることが長続きのコツ
以上のことをきちんと守れば、間違いなくできるはずです。
でも、前述したように実はできない人が多いんです。
その人はもしかすると才能がないのかも知れません。
あまり好きではないことをやるのは苦痛ですし、ヨーグルト作りも同じで、本気度が乳酸菌に伝わってしまいます。
何回かトライしてできない場合は、やめておきましょう。
厳しい言い方ですが、時間の無駄。
誰にでも向き不向きはありますので、これを私は才能といっているわけです。
小さくて目に見えない乳酸菌ですが間違いなく生き物です。
犬でも猫でも、はたまた木でも気持ちが通じないとなつきません。
それはさておき、どんなに健康に良いものでも美味しくないのでは長続きしません。
私は豆乳ヨーグルトだけだと、どうしても飽きてしまうので、季節の果物でジャムを作ってトッピングしています。


他にもソルダム、梅、リンゴなどを作ります。
ジャムの作り方は、別のカテゴリーにありますのでお読みいただければと思います。
写真では味は分りません。
でも、最初は私だけが食べていましたが、次第に妻や息子も食べるようになりました。
美味しいものはみんな食べたいもの。
美味しく食べて健康になりましょう!
6 うまく固まらない時は
上手くできている人は読む必要ありませんが、それでもたまにトラブルが起こるので参考までに記しておきます。
もし、レシピどおりにやっているのに、シュワシュワで一向に固まらない。
そんなことがよくあります。
気温も高いのに発酵しない???
確かに悩んでしまいますよね。
そんな時は、乳酸菌を半分くらいにしてみましょう。

このまま一日くらい放置します。
たぶん固まらないので、乳酸菌を少し追加してみます。
すぐにドロッとしてきますから、よくかき混ぜます。
簡単に豆乳ヨーグルトになりました。
これはあくまでも想像ですが、乳酸菌が元気が良すぎて固まらない可能性が高いです。(過発酵)
まあ、相手は生き物ですから聞いてみないと分かりませんが。(笑い)
また寒くなると当然ながら発酵は弱くなります。
食べた後、豆乳を追加するわけですが、そのまま冷蔵庫に入れてしまうと固まりません。
なので、ある程度まで固まるまで常温に置いておきます。
ただし置き過ぎると、ここでも乳酸菌の元気が良くなり過ぎ酸っぱくなってしまいます。
固さのコントロールは経験して頂くしかないのですが、実際なかなか難しいです。
良く出来たときの状態とを比較して改善してください。
必ずうまく行くはずです。
できなくて止めてしまう人が多いのも事実ですが、乗り越えると続けられます。
※最近、オリゴ糖を少し加えると固まることを発見しました。
7 秘密の豆乳
最後に秘密の豆乳をご紹介します。
メーカーの宣伝になってしまうので、写真だけにしておきますが、これは凄いです。
普通の無調整豆乳でヨーグルトを作ると、継ぎ足しは一週間くらいで弱ってきてしまうのですが、この豆乳は違います。
何ヶ月でも、上手にやれば何年でも行けそうです。
なぜ?
大豆丸ごとだから?
間違って買ってきたものを、あえて使ってみた結果、このような事実が判明しました。
何気ないようなことにも思えますが、自然が循環しているのです。
せっかくなので、この恩恵にあやからない手はありません。
念のために言っておきますが私はメーカーの回し者ではありません。(笑い)
ではまた。
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