【保温術】アルミ遮熱材で保温力を大幅アップさせる

とちぎエネットです。
レジャーなどでよく使われるクーラーボックスですが、もっと長時間保冷できたらなと思ったことはありませんか。
そのため、何人かに不満はないかと聞いてみたら驚きの事実が判明しました。
- クーラーボックスの保温力は弱い
- サーモプロテクトSを内側に貼る
- 保冷効果の確認
- まとめ
1 クーラーボックスの保温力は弱い
昨年の大日向マルシェで、サーモプロテクトSを貼った「保冷力抜群のトロ箱」にを展示したところ、出店者の皆さんから注目を集めました。
数名の方のから、トロ箱(発泡スチロール)を野菜の保存に使っているが、保冷剤を入れても長持ちしない。
また、アイスコーヒーを販売するのに氷が長持ちしないなど、皆さんかなり悩まれているようです。
しかし、これ以上のものはないので諦めているとのことでした。
さて、前回の実験ではトロ箱に保冷剤を入れたところ、冷気が外に漏れる状況を確認しています。
【保冷実験】サーモプロテクトをトロ箱の内側に貼ると保冷効果が抜群に向上する
下の写真をご覧ください。

冷気が逃げる様子
これは、冷気による曇り(結露)ですが、時間は10分もかかからないでこうなります。
これほど簡単に抜けてしまうのでは長時間保温ができるはずもありません。
従って、発泡スチロールが断熱効果が高いと思うのはかなり疑問、いや迷信に近いのではないでしょうか。
まぁ、発泡スチロールにも色々あるでしょうけれど・・・
2 サーモプロテクトSを内側に貼る
そこで、今回はトロ箱よりも、もう少し保冷効果が高いと思われるクーラーボックスにサーモプロテクトSを貼り実験してみることにしました。
クーラーボックスの断熱材は、断熱材に発泡スチロールかウレタンを使っているはずで、これが静止空気層となり熱を逃がさないようになっています。
トロ箱と違うのは、プラスチックのカバーで覆っているだけのことです。
今回は、サーモプロテクトSをクーラーボックスに貼ります。
なお、貼る作業は簡単なので省略しますが、両面テープで固定しています。

サーモプロテクトSを貼った状態
かなり綺麗に仕上げられるようになりました。
3 保冷効果の確認
さて、早朝に保冷剤を中に入れて実験を開始。
場所は、我家のサンルームです。
蓋を閉めて、10分後に温度を測りました。
2019.6.16 8時23分 8.8℃
これをデフォルトとします。

8.8℃
2時間46分後の11時9分の測定では14.7℃。
5.9℃上昇していますが、まだまだ冷たいです。

14.7℃
途中、用事があって出かけてしまったので、夕方の18時15分に計ったところ18.1℃でした。
約10時間近く経過しましたので、一応ここで実験は終了です。

18.1℃
サンルームの温度は締め切っていると35℃以上になりますから、クーラーボックスボックス内の温度が18.1℃とはかなりよい数字ではではないでしょうか
まとめ
この実験ではかなり大きな効果があったようには思えますが、ザックリとした測定なので、あまり正確とは言えません。
正確を期すために再度測定することにしたいと思いますが、それはもう少し暑くなってからにします。
あと、物を入れる際にはプラダンのようなものを使って、直接サーモプロテクトSに触れないようにすれば更に効果が高いかも知れません。
ではまた。