【画期的】羽根のない風力発電がすごい!

とちぎエネットです。
このところ、毎日のように朝から晩まで強い風が吹きまくっています。
那須野が原の冬は、日本海から冷たい風が那須山を越えてやってきますので、そんな日は外出を控えるしかありません。
放射能を含んだ砂塵を吸い込んだのではたまったものではありませんからね。
でも、こんなに風が吹くならこれで電気を起こした方が良いのではないかと誰もが思うのではないでしょうか。
ということで、今回は羽のない風力発電の話です。
1.風力発電は環境に優しいか?
2.羽のない風力発電とは
3.まとめ
1.風力発電は環境に優しいか?
風力発電というと、なんか環境に優しいような気もしますが、低周波や渡り鳥が羽に衝突するなどの問題も数多く指摘されています。
れを分かりやすく纏めたサイトがありましたので貼っておきます。
下の写真は、三重県にある新青山高原風力発電所です。
すごいですね。
山の中だから低周波の問題はないかもしれませんが、素晴らしいと思う人がいる一方、私などのように自然破壊ではと感じてしまう人もいるはずです。
評価は一様でないにしても、単純に考えてこのような巨大な構造物を造らなければ電気が足りないのでしょうか。
確かに、何千戸とか何万戸への電力を供給するにはこのような施設となるのは仕方がないかもしれませんが、あまりにも巨大過ぎだと思います。
風力発電の魅力は、何といっても太陽光と同じく自分の家(土地)であればやれること。
太陽の光が誰のものでもないように、風も俺のものだと主張する人はいません。
水力発電(小水力も含めて)のように水利権などはありませんから、安心して取り組めるわけです。
私は前から小さくて静かな風力発電があれば使ってみたいと思っていましたが、値段がバカ高かったりして使いたくなるようなものはありませんでした。
2.羽のない風力発電とは
これは以前から話題になっていましたが、いよいよ今年から販売されることになっているようです。
常識を疑え! スペイン生まれの羽根のない風力発電機が2020年に販売スタート
逆転の発想から生まれた、新しいタイプの風力発電の仕組みとは
※画像をクリックすると記事が読めます。
(抜粋)
世界で初めて風力発電機が造られたのは今からおよそ130年前。さらに揚水や灌漑(かんがい)目的としては、紀元前から風車が活用されていたという記録も残っている。このように2000年以上もの間、風の力を得る=プロペラを回すということは常識として考えられてきた。しかし、スペインのスタートアップ企業・Vortex Bladeless社が開発したのは、羽根のない風力発電機。常識を覆した、希代の発明品とその仕組みを紹介する。
空気の渦の周波数は一定でないため、渦に合わせて風力発電機側の振動数を変える必要があったのだ。そこでVortex Bladeless社は、自動的に発電機側の振動数を調整する独自のチューニングシステムを開発。これにより、風速3mからでも共振を引き起こし、発電を開始・維持できる仕組みを作り上げた。
その軽さや設置のしやすさから、自宅の屋根や庭などへの導入を想定しているVortex Tacoma。価格は1基あたり200ユーロ前後(日本円にして約2万4300円、6月21日現在、1ユーロ121円で計算)になる予定で、2020年中の販売を目指している。
この画期的な製品の価格が、1基あたり200ユーロ前後(日本円にして約2万4300円)とは激安です。
輸入費用で、たとえ倍になっても5万円以下です。
3.まとめ
出力は100Wとのことなので、3m以上の風が10時間吹けば1KW/hになるので家庭用としては上出来でしょう。インバーター、チャージコントローラ、バッテリーを含めて10万円以内で設置が可能かもしれないですね。
気になるのは振動音がするのかどうか。
設置は簡単そうなので問題ないでしょう。
詳細が待ち遠しいですね。