【消臭術】化学薬品を使わず生ゴミの臭いを簡単に消す方法

とちぎエネットです。
暑いです。
こう暑くなるとバケツに入れた生ゴミが腐敗して臭くなります。
たまりませんね。
こんなとき思いつくのが消臭剤ですが、調べてみると色々出てきます。
バイオ系から化学合成のものものまであります。
でも、こんなものを使わなくても、これは自然現象なので理屈さえ分れば簡単に解決できるのです。
つまりは、腐敗菌が食べ物などの残渣を腐らせる過程で臭いが出るわけですから、腐敗菌が発生しないか駆除すれば良いわけです。
ただ、殺菌剤で有名な塩素(次亜塩素酸ナトリウム)は強力ですが、生ゴミに使ってしまうと堆肥にできなくなってしまいます。
私は、対象に応じて腐敗菌をもっと強い乳酸菌で駆除する方法と天然抗菌剤と呼ばれるもので対策をしています。
- 生ゴミを肥料として使おう!
- 米のとぎ汁乳酸菌を使う
- ホタテの抗菌剤を使う
- まとめ
1 生ゴミを肥料として使おう!
家庭から出る生ゴミは殆どが野菜クズや果物の皮などです。
しかし、それらは上手に腐らせて堆肥にすれば非常に良い肥料となりますから、家庭菜園などをやられている方は安易に捨てずにリサイクルしたいものです。

路地トマト
ただし、コンポストに投入するだけでは大量の虫が湧き、臭いも強烈ですから最近では流行らなくなってしまいました。

生ごみ堆肥
生ゴミ処理機などもありますが、高いし電気を使うので私は使いたくありません。
そのため、臭いも虫もあまり出ないような方法を以下に記しますので試してみてください。
2 米のとぎ汁乳酸菌を使う
<米のとぎ汁乳酸菌による生ごみ堆肥の作り方>
1)用意するもの
・蓋付きのポリバケツ
・米のとぎ汁乳酸菌
なお、乳酸菌の作り方は以下の記事を参考にして下さい。
【臭くない生ゴミ堆肥】米のとぎ汁+生ゴミで最高の肥料ができる

生ゴミのバケツと米のとぎ汁乳酸菌
2)生ゴミの処理方法
・まず、米のとぎ汁乳酸菌をバケツに1ℓほど入れます
・そこに生ゴミを投入します
・バケツがいっぱいになったらコンポストに投入する
・上から土をかける
・コンポストがいっぱいになったら半年くらい放置する
3)注意事項
・バケツに米のとぎ汁乳酸菌を入れておくと生ゴミが腐敗しなくなりますが、乳酸菌の酸っぱい臭いはします。
・なので蓋をしておけば臭いはしません。
4)堆肥としての利用
・水分が抜けるまで放置してからぼかし肥料として使います
・直ぐに苗を植えても大丈夫です
・そのまま使う場合は、穴を掘り土を被せた上に種や苗を植えるようにします
・この場合にも根を傷めることはありません
・発酵熱が生じないからです
全く不思議なことですが、米のとぎ汁乳酸菌を使うと腐敗を経ずに土に還っていくようです。
これは故飯山一郎先生の教えですが、具体的な理論はもはや聞くことは出来ないのが残念です。

今年の大玉トマト(路地)は大豊作でした
3 ホタテの抗菌剤を使う
家庭菜園などの利用ができない場合には生ゴミは捨てざるを得ません。
でも毎日捨てることができればいいのですが、どこの自治体でもゴミの収集は週に2回程度ではないでしょうか。
冬なら寒いのであまり腐敗は進みませんが、春から秋にかけては強い悪臭が発生します。
私が扱っているADスプレーは、ホタテ貝から生まれた100%天然素材の抗菌消臭剤で、生ゴミの腐敗臭を速やかに消してくれます。
腐敗菌がホタテ貝のアルカリ成分により、殺菌あるいは駆除されるからです。
信じられないかもしれませんが、殺菌消毒に一般的に使われる塩素(次亜塩素酸ナトリウム)などよりも強力なのです。
もちろん、生ごみだけでなく人間に使っても全く問題がありません。
元々がホタテの貝殻ですから、アレルギー反応などはほとんどありませんから、安心して使えます。
つまり、生ゴミに使っても堆肥として十分どころか、そもそもカルシウムなので土壌改良にもなります。
巷には様々な消臭剤が開発され売られていますが、その殆どは香料などを被せるものです。
また、抗菌や消臭に高い効果と謳っていても、臭いの原因が腐敗菌がほとんどで、よほどの劇薬を使わないかぎり殺菌はできません。
つまり消臭ではないのです。
4 まとめ
臭いは元から断たなきゃダメ!
そんなCMが昔ありましたが、まさにその通りでしょう。
米のとぎ汁乳酸菌を作るのがお金がかからなくて一番ですが、それが面倒なひとはADウォーターを使ってみてください。