【2021.1月度 太陽熱温水器昇温報告】31℃超えでも大したことないですか?

時の経つのは早いもので、正月が来たと思ったらあっという間に1月が終わりました。
それにしても1月は寒かった。
昨年まで暖冬続きだったのでちょっと辛いですが、それよりもコロナが一向に収束しないので、風邪をひかないよう注意する日々を過ごしています。
さて、太陽熱温水器はこの寒さでも順調に動いてくれています。
結果をご覧ください。

2011.1月昇温データ
1月の注目点は何といっても最低温度です。
最低が3.6℃、最高が7.8℃、平均で5.0℃。
まぁ、素晴らしく低い温度となっています。
こんなに低くてはお湯がなかなか沸きませんね。
燃料(電気)代がかさむのは仕方のないところです。
これに対し、最高温度は25日に記録した31.1℃でした。
これだけをみれば上等かなと思えるのですが、30℃超えはたったの一日だけ、あとは20℃を少し超えるくらいの残念な月となってしまいました。
午後になると山から雪雲がやってくる
その原因は何でしょうか。
大田原市は、関東地方の最北、栃木県でも北部に位置します。
那須山を後ろに控えているので日本海側からの雪雲が午後になるとやってきます。天気予報が晴れでも雲がかかってしまうことも多く、1月の前半はそのような天気が多かったわけです。
例年1月は晴天が続くことが多いのですが、ちょっと残念でした。
まぁ、自然はそのようなもので人間の都合の良いようにはなってくれませんね。
水をタンクに貯めるデメリット
真冬の水道水の温度は10℃くらいに考えている人も多いと思いますが、これは地中にある水道管内の温度であって、タンク内に貯めている場合はもっと下がります。
外気温がもろに影響してしまうわけです。
貯湯タンクは、ウレタンフォームで保温されてはいるものの氷点下10℃近い気温の中ではどんどん水温は下がっていきます。
タンクが室内にあれば別ですが・・・
我が家のは分離分割型で、地上にあるタンクに水を貯めていますから、外気温の影響を受けて3.6℃になってしまうわけです。
ちなみに、タンク一体型やエコキュートなどでも同じで、特に保温性能が悪いわけではありません。

貯湯タンクの保温
そんなわけで、いくらか抵抗してタンクの周りを保温材で包み、そのうえをコンパネで覆っています。
残念ながらやらないよりもいい程度で、あまり効果があるとは思えません。
そのため、いずれボイラー室を設けるつもりでいますが、本当はタンクレスのPCM温水器があればこんな苦労はしなくて済むわけです。

PCM温水器の設置
製造中止は残念でしたが、在庫は1台(補修部品確保)あるのでいずれチャンスがあればやってみたいと思います。
この時は初めてだったので失敗もしましたが、そのおかげで完全な施工が今ならできますからね。
いずれにしても、タンクに水を貯めるのはデメリットであることは間違いありませんが、極端に寒いのは1・2月だけであるし、またそれ以上に太陽熱で温めることができますから、それほどのデメリットではないと思っています。
最高温度はたったの31.1℃でした
最高温度について考えます。
31.1℃を人によっては大したことないと言うかも知れませんが、でもよく考えてみてください。
5℃から26℃も上昇させているわけです。
誤解が無いよう説明しておきますと、私の使っている分離分割型は150Lのタンクに真空管を32本使っています。(24+8本)
標準は36本なので、4本ほど足りていません。

24+8本の真空管採熱器
しかも、午後1時過ぎると前の家の2階屋根の陰になるのでトータルで2割ほど採熱能力が落ちているのが実態です。
つまり、日照条件が良いなら31.1×1.2=37.3℃くらいにはなります。
5℃の水を37℃にすることは、なかなかどうして大したもんだと思いますが、どうでしょうか。
まとめ
1月は近年になく寒い日が多かったので成績はあまり良くはなかったですが、気温の上昇とともに水温もどんどん上がってきますので、2月はぐんと高い温度になるはずです。
春が待ち遠しいですね。